豆腐花が大好きなわけではありませんが、
香港の庶民的なスイーツとして、常に極めたい気持ちがあります。
一見簡単で仕上げる一杯ですが、
並々ならぬ努力が秘められてると思い、
単価安くて、あまり利益を得れない一杯にもかかわらず、
どこにも経営難に陥りやすい環境中、
報われない努力を惜しまないお店に応援したくて、
日頃いつもアンテナを張り、
我々見落としそうなお店を探し続けています。
あの日、地元からの紹介による、
まだ香港にある豆腐花の最強店を食べ尽くしないことが教われた。
まず、OPENRICEに載ってないことは絶対地元以外に知らされてない、
さらに、マスコミなどの報道もほとんどありません。
実際、お店に来てみたら、なんとなくその理由がわかります。
場所ですが、土瓜湾で紅磡よりにある唐楼群の中、
細い道にありますが、
この近くにあのアーロン・クォックが初めて香港アカデミー賞で、
初めて最優秀主演男優賞を受賞した作品~【踏雪尋梅】のロケ地の一箇所、
この辺り、普段でも数少ない通行人の姿しか見れません、
外から店内の様子を伺うと、
積極的な接客姿も見れません。
むしろ、お客さんの有無が気にしていませんようです。
近づいてみると、店内はお客さんが座れそうなテーブルが2つ、
当日が1つのテーブルが作業場になってるので、
店内に入ったら、指定席のように、そのまま着席した。
恐らく見覚えのない顔で、他所の一見さんと思われ、
クールな顔をキープしながら、こちらの様子を気にし始めた。
淡々と「暖かい豆腐花」と注文した後、
店内を物色のように一周回覧した。
過去に訪れた歴史あるお店の雰囲気がほぼ一緒です。
勝負できるのがはやりこの一杯です。
こんな状態でお届けてくれました。
躍動感のある豆腐花が見えますか?
見た目からすると、かなり期待できそう。
最初は何も入れずに一口をした。
今までない滑らかさが口に広がり、舌触りは明らかに違います。
一気にテンションマックスへ、
少々の黄砂糖を入れた後、止まることなく、ひたすら食べ続きます。
このレベルの豆腐花がここにしか食べれないのがもったいない、
もし世の中の庶民たちが食べたら、
日頃食べてる豆腐花は何なのかとショックを受けるぐらい完璧でした。
わずかな情報によると、
この店も創業して50年以上、
今だ石臼で豆乳作るにこだわってるようです。
また次回来る時に試してみたいです。
本当にお店に関して、それ以上わからないため、
謎がまだいくつ頭に残っています。
なぜあんなに滑らかに仕上げれるか、
なぜかおいしいのにあまり紹介されてないかなどなど、
勝手な想像ですが、
もしかして、頑固なオヤジご主人?
それでもマスコミからの取材はNG?
あの忘れられない美味しさと謎で頭がいっぱいです。
ちなみに、この豆腐花はたったの6HKドル、
この時代に、この質なもの、あり得ないしか言おうがないです。
地下鉄がまだ開通されてなく、
しばらくこの価格設定でやっていけるかもしれないが、
周囲も着々と再建ラッシュが始動されてる中、
ここしか味わえない至上の味をずっと守ってほしいです。
この近寄れないムードが宝です。
住所:鴻福街15號地下
営業時間:不明
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