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2018/03/12

地元の食堂こそロカールの味~銀都冰室

香港島の南に位置する華富邨を紹介するシリーズの中、
華富冰室』の記事にもこの店の名前を出しました、
懸案のままになってるところで、
まさか再び華富邨を訪れるチャンスがやってきた。
仲間に感謝しなくちゃ!
50年歴史を持つ、
香港に最も古い公営団地のトップテン入りの『華富邨』に、
同等の古さを持つ茶餐廳はこちらです。


外壁が年月とともに色褪せて来るレトロ感が誘われてるので、
早速に入ることに。


当然ながら、
普段地元しか来ない茶餐廳にもかかわらず、
ランチの前にもこの人気ぶり、
さすがに地元の日常生活に深く根付いています。


黄色の壁と薄い青いタイルの組み合わせはたまりません。
しかも、内装ほとんどされていません、
無造作なところこそ本物の強さです。
いわくレトロカフェーのわざとらしさは叶えません。


床のこのタイルもそうです、
歳月をかけて洗練された感じもなかなか真似できません。


かつてはミルクティーが受賞されたことがあるので、
間違いなく安心で堪能できます。
メニューは豊富とは言えませんが、
地元なら、読まなくてもすぐ注文できるのに、
わたしのような一見さんはしばらく没頭しないと決めれないです。


事前調べの記憶には洋風ご飯類が人気とのこともあった、
ランチセットでちょうどあるので、
それで決めました。


つまりこれです。
洋蔥雞扒飯(チキンステーキ玉ねぎソースご飯)です。
玉ねぎとは言え、
どちらから言うと、トマトソースに近いと思います。
ローカル洋食の鉄板メニューの一つです。
絶品までほど遠いですが、
懐かしい味、小さい頃から食べ慣れた美味しさが舌鼓を打ちます。
これぞ香港の地元の味です。 


以前も話したように、
華富邨が取り残されてる時間はわずかで、
100%の地元の会話しか聞こえない空間、
この密着感もいつか消えていくとわかっていても、
やはり寂しいです。
もう一回来られることを願っています。

住所:香港仔華富村華光樓707-708號
営業時間:0530~1830(年中無休)
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2017/11/23

個性溢れるオンリーワン団地~勵德邨

皆さんもご存知する『美荷楼』ですが、
この手の設計は香港最初の公営住宅団地の模様です。
しかし、当初の団地の部屋にはキッチン、お手洗いがありません。
全てがフロアごとで共有されています。
頑丈な屋根の下で暮らせるとは言え、
衛生面や住民の間によるトラブルが多発することも相次いだ。


まさにここ『勵德邨』が現代公営住宅団地のパイオニアです。
部屋内で生活するための台所やトレイなど施設も揃われて、
浴室に浴槽まで設けられてる部屋もあります。
その上、銅鑼灣までのわずかな距離という立地、
ほとんどの部屋からビクトリアハーバーの眺めも堪能できるから、
完成した頃、
香港の最も家賃高い公営住宅団地になった理由もわかります。


今年落成43年目に突入したところで、
小さい頃からずっと憧れた団地へようやく初探索しに行ってきました。
とにかく一般の団地の感じをしない作りがあっちこっちにも伺えます。
40年以上建てたのに、
そこまで老朽化には見えません。
お店がわりと今どきな風のチェーン店が多いですが、
たまに老舗も見当たります。
残念なことは規模ある「街市」はないです。


外観ですが、
最初完成したこちら【旧長型】作りの4棟ですが、
香港の王道団地の様子とはほとんど変わりません。
また、壁の色が塗り替えたばっかりと取材当日でわかりました。
幸い、今回取材ターゲットになる【円筒形】の二棟ですが、
一回目の塗り替えた色のままで見れます。


【円筒形】の棟の作りですが、
上空からはメガネ形に見える昔から話題に、
さすがにドローンを持っていませんので、
撮影することができません。


地下のこの角度から見上げると、
メガネ形の説明もある程度納得してくれるでしょう。


ずっと外から部屋の中の様子を伺おうとしながら、
住民たちの生活ぶりを想像してたが、
やはりこの設計の部屋内に住んでる友達もいないので、
入って取材することができません。
誰か友達に住んでる人がいましたら、
ぜひ紹介してほしいぐらい取材したいです。 


部屋には入れないが、棟内には入れました。
せめてこのハリウッド実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』をはじめ、
香港を代表する映像の一つの聖地をみたいため、
【技あり】で潜入できました。
入ってから瞬間に早速この定番のショットを撮りました。


中央の階段を少々登り上がってみると、
鳥肌を立たせてくれる風景ばっかり見れます。
現実ではなく、
ミニチュアの世界に飛び込んだ感じもします。


色使いから距離感まで、
団地ではなく、芸術品にも見えます。
一応住民ではないので、
写真を撮るには迷惑を掛けない程度でウロウロしてました。


年代を感じる漢字フォントと言葉使いです。
団地で育てられた私にはたまらないぐらい懐かしいです。
些細なことですが、
これから本当に見れなくなる風景です。


頂上まで目指し少し登っていくと、
家の窓が全開したままの住宅を発見した。
80年代にはごく普通の団地風景ですが、
今になると、貴重な一枚になります。
そこから近所付き合い、距離感のない助け合いが生まれて来ます。


まだまだ暑い時期で、
時間もそれほど余裕はないため、
途中エレベーターに乗り換え、
一気に最上階に近い階から降りて、
ゴールまで登って行きます。


階段から外に隣の棟が既に塗り替える工程の準備をし始めています。
よいタイミングが来たと実感しました。
そして、気力を振り絞って、
この趣にある階段で一歩一歩上がって行きます。


確か最上階は27階ですが、
実は屋上にある秘密が隠されています。
住民以外はおそらく知ってる人が少ないはず。


階段からもビクトリアハーバーが見れますが、
如何に贅沢な立地にあるか実感できます。


待ちに待った屋上です。
なんと休憩できる公園の作りになっています。
柵越しで海岸の景色がはっきり見れます。
ベンチや子供が遊ぶ施設も充実しています。
ここが屋上なんで信じられないぐらい実用されています。


ハーバーで花火大会の時はもちろん、
普段でもよく利用されてると思います。
取材当日、服干したり、二胡弾く人も発見できた。
ゆっくりと日常生活の時間が過ごせて、
都会の中とかかわらない団地動きがここでみつかります。


屋上を後にしたら、
再びに26階に戻り、
このずっと撮りたかったショットを激写しました。
高度恐怖所を持ってるではないが、
カメラを伸ばして撮影する時に、
手の震えが止まらなかった。
どれだけ迫力ある画面か知って頂きたいです。


この階から屋上といっぺんに収めることができます。
そうすると、
手すりの低さもわかると思います。
撮影したい方には十分の注意を払ってください。
また、真下に人の行き来が頻繁ですので、
絶対ものを落とさないでください。


この合計8棟、三つ部分に分かれ、
命名の「勵潔樓」、「德全樓」、「邨榮樓」の頭文字で、
『勵德邨』となります。
ちなみに、
当時植民政府公共事業局長の【Michael Wright】さんの功績を称えるため、
『勵德邨』という名付けをしたわけです。


この唯一無二でありながらアートのような公営住宅団地ですが、
現在と比べても劣ることなく、
むしろこちらの方が斬新で快適です。
団地作りが進化して行くはずと思われてるが、
実際そうでもなかった。
ひょっとしたら、後退しつつであるでは?


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2017/11/02

過去形になる前の団地~華富邨

せっかく『瀑布湾』に来たら、
序にこの香港UFOに出会い率高い公営住宅団地にも散策してみました。
最も古い棟が築50年以上、
香港の中にも以前ご紹介した『愛民邨』を含め、
最古の公営住宅団地のトップテン入りです。
団地内でモールを併設する概念、
「雙塔式」(ツインタワー)の設計なども『華富邨』から初めて導入した。


海沿いとは言え、
最初なかなか入居する市民が少なかった。
一昨日神様だらけのパワースポット?』にも話したように、
かつて公営住宅団地になる前は墓場であり、
日本に占領された時代に海沿いが死体が埋められた噂のためだった。
莫大な宣伝と説得する努力をした後に、
やっと最盛期の50000人も住まれる団地になりました。
海に面することもあって、
『華富邨』も「庶民の豪邸団地」と呼ばれています。


現在人口高齢化に関係するかもしれませんが、
団地の住民が半減されています。
取材当日が外から部屋ごとも覗いてみたが、
空き部屋も結構あったようです。
あとは団地内にどちらからどいうと年寄の人影がよく見かけました。


あれだけ年数経った団地こそ街市やお店もレトロ調がみれると思って、
若干なところに回ってみました。
お昼過ぎの街市でもこんな閑散ぶり、
殺風景の寂しさに包まれて、
まったく元気ありません。



床屋、乾物屋など売店がしぶとく経営してるが、
まだ財閥の手に染められてないことでしばらく安泰で生きていられる、
高齢者の生活が欠かせないお店もあるので、
団地から出なくて済めて、ありがたい存在もあります。




こちらの『銀都冰室』ですが、
古き良き茶餐廳が大好物の人なら、絶対知ってる一軒です。
意外とレポが多かったので、
今回あえて入らず、別の老舗にチャレンジしてみた。
その結果は明日のブログへ。


団地のそれぞれの棟を確認したところで、
一部の棟の外壁に大型のスチールフレームを取り付けてるように見えるが、
それはわけがあります。


1980年代に香港全体の公営住宅団地に577棟で使用されたコンクリート、
指定される標準に達してなかったスキャンダルが発覚された。
建物の荷重に耐えるには不十分恐れがあるため、
当時急遽大型のスチールフレームを取り付け、
建物のスチールバーとコンクリートの交換工事も行われた。
あれからずっとこの模様になっています。


2008年、建物の全体構造に対して、再確認が行われた、
まだ十分維持できると判明して、
15年以内は取り壊す必要ないと明言しました。
あれから6年、政府による再建計画が発表されて、
周辺の土地も利用し、
新たな顔に生まれ変わると予想できます。
つまり、今の様子が見れなくなる日が近づいて来ます。


再建計画が決まったほか、
地下鉄路線の開通開通も同時に進んでいるようです。
2026年開通予定とされますが、
この周囲が高齢者の街から最先端のタウンになると予想しています。
だから、このような昔時代から取り残された一つ一つを見納め、
記録したくなります。


この「雙塔式」(ツインタワー)の設計もさよならですね。



個性溢れる棟の看板も特別に見えます。


地下鉄の開通したら、
バスターミナルの運命は如何にも気になります。


よく見てみたら、
団地内にはあの存在してない「中華バス」のバス停まだ現役しています。
あの中華バスブルーは独特で、
間違いないでしょうね。
団地の再建計画による消滅もほぼ現実気味です。


昼間の公園に誰もいない、
時間だけ流れていく、
再建計画が決まったことがわかったから、
この風景が切なく見えます。


近所さんがこれからまた近所さんにいられるかどうか不明ですが、
このような懐かしい風景もう写真に収めておかないと二度と見れない、
代わりに皆さんが毎日時間を追い、電車を乗り込む姿になるでしょうか?
タイムスリップできないのが香港の団地の運命です。


もう一回ぐらい来てみたいです。
できるかな。


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