2016/10/04

体験できる香港シリーズ~上海華麗理髮公司Ⅱ

ヘアカットはこのやさしいおじいちゃんからして頂くことになります。

上海床屋で散髪するのが中学生になった以来、

多少緊張気味でおじいちゃんの指示を受けながら、

私より先輩の椅子に座り付きました。

まずはいつも通り、散髪ケープを付けてもらいます。


「どうされますか?」と聞いてきた、

「全体的に短めにお願います。」とはっきり申し上げた。

そしたら、あの使い込んでるカット工具たちの中で、

ハサミを持ち上げて、ゆっくりとわたしのもとに、

躊躇することなく、ぱっさり切り始めました。

それほど会話の交流はしなかったものの、

おじいちゃんの息する音がBGMになったように、

気持ちを穏やかにしてくれました。


一つのハサミで済ませると思ったら、違います。

結構細かく使い分けられています。

今どきの速さを求める美容院の感じとは真っ逆、

本当に始終ゆっくりで進んでもらいます。


平日であることかもしれませんが、

昼過ぎてもお客さんが私だけでした。

他のおじいちゃんたちが私のカットしてる途中に、

続々と出勤してるみたい。

時間を気にすることありませんようです。


15分ほど経ちまして、

カットが終わったようで、

鏡を持ってきて後ろと全体の感じを見せてもらいます。

期待はしてなかったが、

思ったよりよかったです。

上海床屋と言えば、髪剃ってくれるサービスがあります。

小さい頃から、

大人たちが気持ちよさそうで剃ってもらったことに対して、

どうも理解できなかったため、

今度絶対やってもらうと決めました。


次の瞬間、おじいやんがわたしの座った椅子を調整し始めた。

寝転ぶ体制になり、

温かいタオルを顔に被らせ、

次も違うタオルで顔を拭き始め、

同時に髭剃り用の液体があご辺りに塗り始めたようです。


実は当時顔がほとんとタオルで被らせたため、

目がまったく見えない状態です。

温い液体オイル?と「大人」の香りがさらにリラックスさせてもらった。


おじいちゃんがいつのまにか髭剃りを始めたようです。

ビリビリ、ギザギザという感触だと思ったら、

あまり剃られてる感じはしなかった、

おじいちゃんの息をする音がさらに近づくこと方が気に掛けます。


次第におじいちゃんの手が耳の裏まで移動したようです。

まさかここも剃ってもらうと驚きました。

とにかく全てが丁寧で、

わたしが途中から完全お休みモードになり、

任せました。



あれこれも15分経過、髭剃りも終了して、

気持ちをリフェーシュしたところで、

「髪を洗いましょうか」と言われて、

次の椅子へ移動することを案内してもらったら、

お客さんのようなおじいちゃんが私の隣にそっとは行って来た。


え?この人が洗ってもらう?と疑う時間もなく、

おじいちゃんが緑の液体が入ってるボトルを私の頭の上に持ってきて、

あっさり投入した、確かシャンプーでした。


雑に見えるが、一生懸命をしてるところが本物だ、

次に洗い場へ移動させられて、

予想もしてなかった態勢にならないといけないみたいですね。


びっくりするが、それほどいやではないです。

たぶんこのおじいちゃんがしてくれるから、

あっさりあわせて洗ってもらいました。



洗い終わったら、今度はドライヤの時間です。

引き続きもこのおじいちゃんの担当のようです。

名物のドライヤもこのタイミングで登場、

古く見えるが、かなりアツアツです、

たまに近づけ過ぎて、痛いぐらい熱かったです。

それも名物的なつきものとして、自然に受け止めています。


一瞬で終わると思うヘアカットですが、

結構時間かかりました。

あんなに細かく丁寧でやってもらうことは事前には想像できなかった。

お会計はただの72ドルでした。

ちなみに、

隣の女性ヘアカットはちょっとカットするだけでも75ドルです。


お会計に座ってる方はこの老舗のオーナー徐さんです。

70歳になった徐さんですが、

このお店は二代目です、

男性お客さん対応のおじいちゃんたちはみんな既に退職年齢に過ぎ、

何もしないより仕事したいということで、

年齢は年齢だし、それほど繊細なカットができないが

たとえ、お客さんが昔と比べて、だいぶ減ってきたとしても、

ボランティア的な給料で雇い続けます。

そのため、この安いカット代金を抑えれます。

常に赤字覚悟で運営しています。


一方、女性お客さんを対応するスタッフが現役なスタイリストで、

料金は普通の通りに設定して、

男性お客さんの対応による赤字をカバーすると、

徐さんから説明してくれました。


今どきの社会情勢にはありえない良心的な考え方です。

生活の目標を失いそうなおじいちゃんたちのためで、

本当にありがたい存在です。

しかも、徐さんをはじめ、

おじいちゃん全員もフレンドリーで、

この店がCMで出たよと話したら、

皆さんも自慢げにいろいろ写真とか見せに来たり、

WORLD ORDERさんはここで何をしていたか、

JOEYさんはどこで座ってたかいちいち説明してきた、

あんな盛り上がる店内風景が忘れなれません。

親切な姿勢はいかにも香港人らしいです。

まさしく香港を代表するお店にしてあげたいです。

また来たいなと思わせる魅力が潜んでるお店ですね。。


日本からの皆さん、特に男性ですが、

この価格で、あんな丁寧なサービス、

古き良き香港の人情を感じながら、

老舗の歴史を立ち会ったりして、かなりおお得と思います。

ぜひ、一度でもお訪ねてみてください。


※写真は仲間のNさんから撮ってもらいました。本当にありがとうございます。

住所:彩虹邨金碧樓33號地下

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2016/10/03

体験できる香港シリーズ~上海華麗理髮公司

あれからずっと探しました!

やっとみつかりました。

この上海床屋!

以前、日本の人気ダンスパフォーマンスユニットWORLD ORDER、

香港の人気歌手のJOEYさんと共演したCMがfacebookでも紹介した。

その中で、舞台の一つとなった上海床屋をみつかりました。

CMでこのなかなかレトロな感じで惹かれて、

間違いなく雰囲気ある老舗と確信して、いろいろ探してきました。

その名は「上海華麗理髮店」です。

店頭はこんな感じです。いかがでしょうか?


まったくこのCMをご存知ない方、ぜひ、下記の映像をご覧ください。
(香港しか流してないことだから)




実は53年目に突入しようとしてる上海床屋ですが、

その名は地元のお客さんしか知らない程度で、

このCMは世に出なければ、

死ぬ日まで知らない可能性は高いと思います。


店内に入ってみると、まさにCMの中のままです。

違うところと言えば、

スタイリスト?髪職人?理容師と言いますか、

高年齢のおじいちゃんばっかりですが、ほほえみで出迎え、

初対面なのに、とても親切な目線で案内してもらました。


ここのおじいさんたちの中、一番長い人が50年も働いてます。

店内のあれこれもそれなりに年月が経ち、もう骨董品でしょうか?


このドライヤも物語っているように見えますね。


このタイル貼りの床は茶餐廳以外、

床屋もこのタイル貼りのデザインが欠かせません。


そして、この椅子は必見!

よく見てください、なんと「TAKARA」とかかれていますよ。

もちろん、メイド・イン・ジャパンです。

まだ現役で、さすが日本の品質です。


椅子の後ろ姿はこんな感じです。

また鏡と鏡の間に棚を作ってあります。

ひげそりをする時、大活躍できる秘密の棚だそうです。


店内は元々男性のお客さんだけ対応のための作りでしたが、

途中経営が苦しくなり、女性のお客さんも対応できるように内装しました。


変わった部分と言うと、今の受付のところから店を半分に分け、

奥の方が女性お客さんを対応するエリアにしました、

そこはわりと現代風の作りでした。

この角度から見ると、電話からのむこうは女性お客さんのエリアです。


本来、男性が入りやすそうなお店ですが、

少し前にある女性がこの床屋のファンになり、次第に通うことになった、

ヘアカットしに来るではなく、イラストを書くために通いました。

その後、彼女から発行するイラスト本がお店にプレゼントしたと、

おじいちゃんたちから自慢してきました。


一部のイラストはこんな感じです。

今でもおじいちゃんと非常に仲良しの女性ですが、

飛天豬 Flyingpig】というニックネームでイラストレーターをしています。

もしよかったら、彼女とも仲良しをしてみてください。

たしかに、日本のイラストレーターとの交流もあったようです。


床屋の話に戻りますが、

単なる店内の紹介するだけでは物足りないので、

その日のために、髪も伸ばしてきました。

つもり、香港魂が自らヘアカットを決行することです。

「HAIR FOR GENTLEMEN, プリース!」

その詳細は明日。


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