ここの煲仔飯(ボーチャイファン/土鍋飯)がどうしても食べたかった!
2021年の年始、
コロナ禍の最中、
21日隔離を終えて、
頭に真っ先に絶対ここに行きたいと決めてた。
お店は筲箕灣の市場(香港では「街市」で呼ぶ)の構内にある、
実は開業10年ぐらい、
老舗ではありません。
オーナーの朱さんはシェフ出身で20年経歴持ち主です。
特に煲仔飯が大得意のため、
独立しても煲仔飯で勝負したいということだ。
煲仔飯作りは習得できたのがただ二日間で、
からと言って、
精通するまではかなり経験を積まないといけないみたいです。
朱さんによる、
コツはラードの適量の使用することです。
もちろん火の加減も大事です。
せっかく市場なので、
別のお店で新鮮なイカを買って、
朱さんから調理してもらいました。
香港ならの常連さん特権ですね。(常連は私ではない)
最初注文をしたのが北菇滑雞(シイタケと鳥肉)です。
蓋を開けた瞬間は湯けむりと香りが同時に噴出してきた、
食欲そそる具材の色を加え、
熱々も忘れず早速食べてしまう勢いで頂き始めようとし、
いざ、本物の味を嚙み締めるではないかと!
常連の友達が最初注文したのが臘腸排骨(広東サラミと排骨)です、
定番中の定番ですね。
さらに正確な食べ方を教えてもらった。
好み分量の醤油を入れた後、
よくかきまぜて、掘り返すをしっかりやることです。
下記のような写真の状態こそ最高の仕上がり、
今こそ頂けるぞ!
ここは最初ガスで煲仔飯を焼く(調理する)ですが、
どうしても炭火から焼いたもののでないと、
独特な香りが出せないため、
最終的に炭火に定着使用するようになった。
しかし、この炭火焼の営業許可はなかなか取りにくいもので、
香港ではこの手で煲仔飯作りをするお店は減る一方に違いないです。
我々二人であっという間に完食したにもかかわらず、
まさか一品追加で、拳句の果てに二人シェアすることになった。
最終的に咸蛋肉餅(塩卵入豚ミンチ)にしました。
お腹の満杯を知らず、
焦げも歯に残らないひたすら食べる二人で土鍋をきれいにした。
訪れた日は大満足しながら、
心配することもあります。
すべて煲仔飯が朱さんから炭火の前に一個一個を見守り、
作り上げた作品と言っても過言ではないが、
本人も自覚されると思います。
日頃の鼻くそも黒かったりするぐらい量の炭火の煙を吸い込んだわけです。
毎日あんなに間近にこの環境に置かれること、
決して体によいものではないと思うので、
いつまで命懸けの調理を続けて行くだろう。
またいつか再び訪れた日を願っています。
この絶品煲仔飯は毎年が冬の期間限定で提供されるので、
ある意味貴重な品で、
一度味わってみれば、
本物の煲仔飯はどんなものかわかります。
朱さんのこだわりとこの一杯の極意が絶対脳内に焼き付けると思います。
ぜひ!早めのうちに!(2021年の煲仔飯は始まったようです。)