2019/02/18

基礎を教えてくれる老舗~蛇王業

蛇料理と言えば、
間近で蛇の陣から囲まれてる店内で食べるイメージが強いですが、
地元の若い人すら対抗があるのに、
土地勘のない観光客にとって
入店するハードルも高いと思われます。
今回ご紹介したいのが蛇の初心者でも手頃の価格で安心味わえる老舗、
約70年歴史ある~「蛇王業」です。


3代目から引き継がれてから、
たくさんの籠に蛇を納める店内風景を一変して、
シンプルな内装で誰でも入りやすい雰囲気になっています。
また、このお店の蛇料理の特徴として、
できるだけ漢方薬を入れないように調理されることです。
急に突然寒くなり、
体調を崩しやすい時期に香港人が蛇料理で滋養を取る話をよく聞きますが、
実際蛇より調理する時入れた漢方が効いてることも否定できません。
香港のあらゆる蛇料理がお店の手法によって、
味がかけ離れていることもあり、十人十色です。
どれか本格か一言では断言できません。
結局自分の好みで好きなお店で選び通うことが多いみたいです。


お店では蛇羹(蛇スープ)以外、
ほかの小腹を満たすご飯系のものもあります。
亀ゼリーを食べるような感覚ではなく、
しっかりランチやディナーでも余裕に満足できます。
メニューにはセット(大、小)も選べます。
私は蛇羹(蛇スープ)+蛇汁雞配白飯(蛇汁の鶏と白いご飯)をしました。
小にしました。約70年歴史ある~「蛇王業」です。
念のため、
燸米飯(もち米炒め)も注文しました。


まず蛇汁の鶏と白いご飯ですが、
既にたっぷり蛇汁に掛けられて、
一見海南鶏飯か茹で鶏(白切鶏)に見えますが、
やはり蛇汁だけでコロッとかわってみずみずしくなった。
ネギソースなしでもご飯に進めます。
いきなり蛇スープには難しいな人なら、
こちらこらおすすめです。


燸米飯はまったく蛇の要素はなく、
蛇にまだ抵抗があるなら、
とりあえずこれを食べてみてください。
香港で食べ慣れてる炒飯とはまた別のご飯もの、
もち米なのにさっぱりしてる、
温かいうちに味わうのがおすすめです。
ハマる人はハマります。


主役となる蛇羹(蛇スープ)ですが、
蛇の肉以外、鶏肉、キクラゲ、シイタケ、タケノコ、ショウガなどぎっしり、
何と言ってもショウガが効いていて、
蛇スープのオリジナルの味がそのまま再現されています。
癖のない、万人受けの味だと思っています。


テーブルには「レモンの葉」が載せる容儀がある、
ぜひ、蛇スープに入れ加えてみてください。


ほんのりとした淡い香りが絶妙のアクセントとなり、
爽やかな味が世間が蛇スープの味に対する印象が覆されるはず。
ピッタリのマッチングしか言おうがないです。


一度このオリジナルの蛇スープの味を試して、
次のレベルに挑戦したい方でも漢方薬が入る蛇スープも注文してみでは?
お店でも提供されています。


蛇スープを飲んだ人が汗びっしょりぐらい熱くなるという固定概念ですが、
わたし自身はまったく感じていませんでした。
やはり漢方薬が入ってるかどうかカギのようです。
そのため、年中いつでも蛇料理を食べたいなら、
このようなお店が最適だと思っています。
単純に香港の蛇料理はこんなものかを体験してみてはいかがでしょうか?


住所:深水埗南昌街139號地下
営業時間:月~日(11:00 - 22:00)

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2019/02/10

スリルの道は百年前から傑作

香港の繁華街にそろそろ制覇して、
郊外の様子を見てみようと思って、
大体皆さんが最初に思いついた場所はスタンレーでしょうか?
そして、
スタンレー行きバスの途中にダムの上に走る細い道を覚えていますか?
実は辺りは100年歴史もある法定遺跡群です。


全体の貯水湖群が4つに分けられて、
最も施工が早かった箇所が1883年からだそうです。
1917年、最後に完成された貯水湖である「大潭篤」ですが、
当時「アジアの第一ダム」と称賛されました。
今でも落成後まもない建てられた記念碑が健在です。
その横からダムの下への道があります。


ダムの下にはBBQ施設があり、
休日には賑わって談笑の音が途絶えることもなかった。
ダムの建築はコンクリートと花崗岩を併用して、
スタンレーと都心部に結ぶ道を支えて作られた。
本来は海まで面する設計だったが、
波の衝撃に耐えられない恐れがあったから、
今の場所に定められた。
この貯水湖の建設によって、
底に位置する村落「大潭篤村」が沈んだまま消えてしまった。


ちなみに、ダムの下にも取水ポンプ場や管理職員の寮まで建てられて、
香港映画「コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義」のロケ地にもなった。
別に映画ファンでもこの下り道でダムの迫力が十分感じられます。
若い人にとっては永遠のインスタ映えスポットにもなってるので、
決して危険な場所ではありません。
※できれば、付き添い友達と同行するのがベストです。


貯水湖群の21カ所の関連建築を巡るためのヘリテージトレイルがあります。
「大潭篤」貯水湖の反対方向に登って行けば、
大量の植民地時代の美学が目の当たりすることができます。
最初は平坦な道路、
水一本だけでも気軽にハイキングの気分を味わいます。


特に秋、冬の晴れる日に家族連れの人がゆっくり歩きながら、
風景を見たり、写真を撮ったりします。
途中でもピクニックやBBQできる場所が設けられています。
休日になると、
さらに混み合い、事前に場所を確保しておく必要があります。


貯水湖群の奥、トレイルのスタート点にある山中まで歩くには弱1時間、
しかも、坂道になっていくため、
体力に自信ない方が無理しないようにしてください。
めったり歴史建築に囲まれながら、
自然風景と生態も触れることができて、
さらにゆっくり散歩感覚で進めば、
きっと満喫できると思います。
このトレイルに秘められてるウンチク話や逸話はまだまだある、
貯水湖の建設チーフエンジニア【Daniel Jaffe】さんですが、
建設完了一年後壊血病を治療するために帰国、
その二年後に病死、享年46でした。
生前の貢献を記念するために、
湾仔にある道「謝斐道(Jaffe Road)」を命名した。


トレイルのスタート点にはもう一つ重要な歴史遺跡があります。
「群帶路里程碑」というひょっとしたら170年を超え、
道の名前か人を記念するためか地名の記載など諸説が紛らわしく、
当初「阿群」という香港人が瀑布湾に上陸したイギリス軍のため
地元しか知らない道で香港島の北岸までに案内してくれたことを記念して、
建てられた説が有力だった。


植民地警察のバッジや過去HSBC紋章のデザインもこの説をモチーフにした。
ビクトリアハーバーを背景にして、
西洋人らしき人物の二人と立ち並ぶ香港人らしきの「阿群」が絵となり、
上記の説を立証するように見え、
世間に「阿群帶路圖」と呼びます。

(インターネットから引用写真)

(インターネットから引用写真)

しかし、
1967年アバディーンの道端で「群帶路里程碑」が発見されたことによって、
今まで有力と言われる説を覆すようになった。
現在ほぼ真実が明らかに、
「群帶路」とは清の時代の歴史書類に記載された地名、
「群大路」という発音ほぼ「群帶路」と一致する場所ですが、
今のコーズウェイベイの辺りを指し、
植民地になった間もない頃に人口統計を行った時、
わずか50人の漁村でした。


発見された「群帶路里程碑」が現在香港歴史博物館に展示されていますが、
その後、ここにもう一個「群帶路里程碑」も発見されて、
表面に「Victoria 5 miles」、中文で「群帶路十八里」が刻まれ、
裏に「STANLEY 1 miles」、中文で「赤柱十四里」の文字がまだはっきり、
その後、薄扶林ダムにさらにもう一基同類の石碑が発見されたため、
道標的な役割として建てられたに違いない、
そして、「群帶路」という場所は当時植民地政府が香港島の北岸に、
作られた「ビットリア シティー」を指すことと確信されました。
その証拠となった歴史的な石碑が実際まだ触れれるものがここのみです。

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