2016/01/23

香港映画館の歴史

【香港電影史話】という本によると、

1896年が既に香港では映画が放映されてると記載され、

フランス人監督の作品だそうです。

最初は屋外の広場で放映されてたが、

そして、茶楼や茶室などに移動し、

1900年頃から戯曲劇場で上映することになり、

同年、「喜來園」という臨時映画館ついに完成した、

と言っても、

まだまだ戯曲を上演する場所として使われることがほとんど。

1907年やっと正式な映画館「比照」が開業!(中環雲咸街に)


映画館は地下フロアののみ、二階席はありません。

中細正方形の建築で、全部600席あまり、

設備もほぼ簡単なのです。

このような構成はそれ以後の映画館の見本になった。

戦後から映画館の変化が見られ、地下の席と二階席に分けるようになり、

チケットの価格設定も席の前後によりわかります。

(写真 BY INTERNET)

 
(写真 BY INTERNET)

八十年代に入ってから、

コスト削減のために、

大きいな映画館がミニ映画館に分割されるラッシュ―が始まった。

1987年に「旺角百老匯」、1988年に「影藝戲院」の開業をきっかけで、

ミニ映画館の戦国時代に突入!

下記写真の「京都戲院」が二回の改築をしても、

結局時代の流れに勝てなく、

数年前から閉館となった。

(写真 BY INTERNET)

ずっとローカル資本しかない映画館の戦国時代ですが、

2000年以後、UA系列とAMC系列も香港進出を果たし、

最近、香港映画館のシェアが完全支配できるとも言えますね。

元々ローカル資本の映画館の一部が中国資本に変身、

すぐに元気になることもあまり見当たりません。
  
(写真 BY INTERNET)


昔から人気だった「AMC又一城」ですが、

急激な家賃上昇という原因で

この前の1月3日に閉館になった、

MCL」系列が引き継ぐ情報も聞きますが、

実際はどうだろうね?

まるで氷河期にいるような香港映画、

まったく元気がない、

そのまま行くと、もっと映画館がつぶれていくかもしれません。


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