2015/12/11

通勝の解読

来年の「通勝(トンセン)」をゲットしました!!

知る人ぞ知るこの万能の本、

以前香港魂も軽く紹介しました。

まだ知らない方はこちらへどうぞ→通勝

今回はこの万能の本の中身に迫りたいと思います。


「通勝」の目玉は何度言っても最初のページ、

下記のような絵が見られる、

我々が「春牛図」と呼びます。

そして、この「春牛図」の中の主役牛さんは「春牛」と呼び、

あの牧童さんは「芒神」と呼びます。

定番になってる「春牛」と「芒神」の組み合わせですが、

実は毎年も若干中身がかわってきます。

その変わって来るとことが今年の天気や、

天気、降雨量、干支、五行などを表します。



「春牛」の高さは4フィート、四季を象徴します。

長さは8フィート、二十四節気の中元も重要の八節気を象徴します。

尾部長は1.2フィート、十二ヶ月を象徴します。

それ以外にもたくさん意味ある設定があります。

省略させて頂きます。

簡単でパッと見てわかることをご紹介します。

1)「芒神」が靴の有無、ズボン裾上げの有無で、
  →今年の降雨量がわかります。
  
  両者もありの場合はかなりの量というです。

  また、靴が片方しか履いてない場合は、並みということです。

2)「春牛」につきそう牧童の位置で
  立春が元旦の前後にあるかどうかわかります。

  立春が正月の前5日と後5日の間であれば、牧童は牛の身の横に立ち、

  立春が正月の5日より前であれば、牧童は牛の前に立ち、

  正月の5日より後であれば、牧童は牛の後に立つという決まりです。

3)「芒神」が帽子を被るかどうかで、
  →今年の平均気温を表す

  被る場合は今年割と寒い、

  被らない場合は今年割と熱いということです。


ただし、絵のほか、隣の詩や文字の説明などを合わせた方が確実です。

先ほど3つしかわかるものをあげてるが、

「芒神」の年齢、服装と腰帯の色でもほかのこともわかります。

さらに、「芒神」の手を持ってる鞭のノットの素材も毎年違う、

春牛」の口が空いてるかどうか、

尻尾が右に曲がってるか左に曲がってるかでもなんかわかります。

そもそも農民のためにある「春牛図」ですが、

気候、節気を予知しながら、対策を打つという役割だったです。

本当に意味深い一頁です。



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