まったく観光名所ではない、
でも、こここそ香港を感じる場所。
日本は富山があるが、
香港も富山あります。
数日前ご紹介した「斧山道」にある「富山邨」ですが、
なぜ、「斧」→「苦」に聞こえる、
あまり縁起がよくないので、
発声が似てるの「富」にして、
命名しました。
「富山邨」は鑽石山地区にありますが、
ごく普通の古い団地、
もうすぐ40年の歳月に迎えようとしています。
元々別の取材でここに来たわけですが、
団地に進入した瞬間がなぜか懐かしく感じてきて、
よく観察してみたら、
これから減って行く団地であるべき姿がしっかり残るからです。
庶民生活の足跡はここで簡単にみつかります。
現代の団地なら、
とにかく近くにはモールがあって、市場があるという町作りとされてるが、
昔、そうではなかった、
本当は整ってない団地は少なくなかったね、
大体団地の下に様々の売店で生活必要のものが揃われる形になります。
「富山邨」では、小奇麗なチェーン店は極めて少ない、
見てる限り3軒ぐらいしかない、
それ以外はタイムスリップしたような店ばっかりです。
美容室、スーパーなど、
全てが唯一無二です。
また、団地内に大きいな「茶樓」があり、
地元のお客さんしかいないと思いながら、
中を覗いてみると、結構集まられてにぎやか模様です。
そして、団地の中央位置に大きな公園があって、
間違いなく皆の休憩の場になり、
年寄の暇つぶし、
近所の若い人同士の遊び場もあり、
中秋節とか、
きっと家族連れがここに月見をしたりすると勝手に思ってる、
だって香港魂の幼少時代もこのような団地で、
このような生活を送ってた。
多く我々の世代の香港人はこのような団地で育てられた、
子供の時に絶対将来が団地から脱出して、
綺麗なマンションで住むと夢を見てきた、
やっと今頃夢を実現したのに、
なぜかとても寂しい気分になり、
団地の生活を懐かしんでる人も少なくないだろうね。
今回「富山邨」を通して、
過去の自分が甦られ、
ますます幼少時代のあの香港魂を育った団地に行きたくなりますね。
団地の懐かしさ、日本人にも伝わってきますよ。
返信削除本当に、多くの日本人でもこいう香港の一面を伝えることができればいいなと思いますね。
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