「我是街道觀察員」(私は街道観察員)という本からのヒントで、
さらに街中の露店を観察した結果、
今まで通りかかってもなかなか気づかなかった細かいこと、
市井の知恵がたくさん秘められています。
すごいテクと思わない人もいれば、
そこまで考えたかと呟いたりする人もいると思います。
まだ一部に過ぎないが、ご覧ください。
前編にも話したスライド式の移動屋根ですが、
隣同士の間にも日差しを遮るために、
布やビニールシートを追加したりことも結構見れます。
屋根を追加するにはまだほかの手段があります。
こちらもわりと一般的です。
自家制の「コンクリートブロック」、
広東語は「石躉」と称します。
実際「コンクリートブロック」を言っていいかどうか迷った。
バケツにコンクリートを注入しながら、
その中にパイプも真ん中に入れてある簡単なものです。
屋根を追加するに大きな日傘かこの写真のように棒と棒をつなぐ、
さらにビニールシートで構成されたパタンもあります。
日差し以外、雨の日も大活躍される屋根です。
普段使わない時に、
「コンクリートブロック」同士をチェーンで露店の周辺にロックされてある、
一見単なる「石」ですが、
意外とよく盗まれるそうです。
次にぜひみてもらいたいのがあらゆる展示道具です。
如何に狭い空間に多くな品揃えをお客様に見せるのが大事ですから、
露店の全体を利用していくために、
様々な小道具がカキとなります。
まずSフックは絶対的な存在です。
Sフックをどこでも掛けるように、
単純に結束バンドが露店内の付けれる場所に付ければ、
展示品のサイズ、並び方も自由自在に掛けれます。
決められた陳列仕方のお店が限られていますが、
閉店にしたら、Sフックの布陣がはっきり見れるようになります。
Sフック以外、
ナイロン紐、カラビナなどもかなり役立っています。
二つの組み合わせが単体活動でもよく見られます。
二つの組み合わせが単体活動でもよく見られます。
あとはチェーンの利用も結構一般的になっています。
アルミ製かプラスチック製でも大活躍です。
特に大量に商品を飾りたい場合は順次あるように陳列できます。
その中で、
普通の一本の紐でも多く商品をディスプレーできる技に注目してほしいです。
ニーズに合わせて、結び方、付け方も変わってきます。
じっくり観察してみたら、本当に様々です。
それぞれ知恵を絞り出したり
真似し合ったりことによって、
隙間のない露店が仕上げられました。
固定位置の陳列もういっぱいになったら、
次に移動式の陳列ツールも出てきます。
360度回転できるキャスター4つさえがあれば、
思うような陳列したいイメージなツールがいくらでも作れます。
重ねた経験による、
極力軽く簡単な形が移動しやすいが大事だそうです。
香港人に対して、日常生活に欠かせない露店ですが、
二日に連続ご紹介した空間使用のテクがまだほんの一部に過ぎない、
本の中に写真だけではなく、
イラストまで付け加え、露店を解剖するように丁寧に説明されています。
一度お目にかかったら、
次に現場に訪れると、きっと目線もかわってきます。
キレイな内装、豪華なガラス張りはないものの、
露店群の不一致でありながらの一体感があるのが魅力です。
ショッピングモールから感じ取られないワクワク感、
人と人が面と向かって交流し合う場所からの熱気、
香港の代名詞の一つと言っても過言ではありません。
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