2015/12/02

階段の下にお店

香港の唐楼とともに生息してる、

気づいてる方がいると思いますが、

唐楼の階段入口の店舗、

香港には「樓梯底鋪」と言います。

場所の邪魔と思われなくて、

逆に唐楼の住民にとって、

なくならない存在でもあります。


この間、時計の電池が切れて、

交換しようと思ったら、すぐこのタイプの店が思い出した。

「樓梯底鋪」は日常生活に関する物、

サービスを売りにする店がほとんど、

時計屋、靴屋、ボタン屋、カギ屋などなど、

いざそいう時、もし店があなたの住んでる家の下にあれば、

それ以上便利なところはないでしょうね?


そのため、店の顧客対象は唐楼の住民、近所さんぐらいね!

「樓梯底鋪」は50年代から流行り出したみたい、

当時の香港は唐楼の建築ラッシュだった、

樓梯の住民が毎日必ず通るので、

小商売をするには最適な場所と思われ、

しかも、賃貸契約がまだきちんとできてなく、

法律上にも曖昧なところが多数があって、

よって、今でも土地の所有権がややこしい店も少なくないです。 


法律上は完全にクリーンでないが、

唐楼住民にとっては、「樓梯底鋪」は単なる店ではない、

時にはセキュリティーガード、

顔見知りが把握し、変な人に店の前に通り、

階段までに登り上がると、

すぐ警察に通報することもできます。

時には心理カウンセラーに変身、

「樓梯底鋪」に一人しか座れない場合が多く、

店主でも退屈したり、お喋りたくなる時があって、

逆に住民が落ち込んだりのを見かけると、

声を掛けたり、自ら相談が乗るようになることもたちまちあり、

まさにお友達感覚の相談にもなったりします。

ほんとうにありがたい存在ですね。 



「樓梯底鋪」の面積が小さい、

大体10~20平方フィートの空間に、

日常生活はもちろん、

就寝までもここで完結することはよく耳にします。

なぜなら、

以前このようなタイプのお店が盗難集団に狙われやすいという

特に時計屋、一枚のガラスを割れたら、

盗み放題になるからね。そのため、店で住み込むご主人も多い、

さすがに最近あまり盗難を聞かなくなる。

でも、「樓梯底鋪」のピンチはまだまだ続く、

唐楼の消滅を加速すれば、店の消滅も避けられない!

地元との絆をしっかりつないでる「樓梯底鋪」ですが、

いつまで香港の変化を見守ってくれるでしょうか?


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