2017/11/02

過去形になる前の団地~華富邨

せっかく『瀑布湾』に来たら、
序にこの香港UFOに出会い率高い公営住宅団地にも散策してみました。
最も古い棟が築50年以上、
香港の中にも以前ご紹介した『愛民邨』を含め、
最古の公営住宅団地のトップテン入りです。
団地内でモールを併設する概念、
「雙塔式」(ツインタワー)の設計なども『華富邨』から初めて導入した。


海沿いとは言え、
最初なかなか入居する市民が少なかった。
一昨日神様だらけのパワースポット?』にも話したように、
かつて公営住宅団地になる前は墓場であり、
日本に占領された時代に海沿いが死体が埋められた噂のためだった。
莫大な宣伝と説得する努力をした後に、
やっと最盛期の50000人も住まれる団地になりました。
海に面することもあって、
『華富邨』も「庶民の豪邸団地」と呼ばれています。


現在人口高齢化に関係するかもしれませんが、
団地の住民が半減されています。
取材当日が外から部屋ごとも覗いてみたが、
空き部屋も結構あったようです。
あとは団地内にどちらからどいうと年寄の人影がよく見かけました。


あれだけ年数経った団地こそ街市やお店もレトロ調がみれると思って、
若干なところに回ってみました。
お昼過ぎの街市でもこんな閑散ぶり、
殺風景の寂しさに包まれて、
まったく元気ありません。



床屋、乾物屋など売店がしぶとく経営してるが、
まだ財閥の手に染められてないことでしばらく安泰で生きていられる、
高齢者の生活が欠かせないお店もあるので、
団地から出なくて済めて、ありがたい存在もあります。




こちらの『銀都冰室』ですが、
古き良き茶餐廳が大好物の人なら、絶対知ってる一軒です。
意外とレポが多かったので、
今回あえて入らず、別の老舗にチャレンジしてみた。
その結果は明日のブログへ。


団地のそれぞれの棟を確認したところで、
一部の棟の外壁に大型のスチールフレームを取り付けてるように見えるが、
それはわけがあります。


1980年代に香港全体の公営住宅団地に577棟で使用されたコンクリート、
指定される標準に達してなかったスキャンダルが発覚された。
建物の荷重に耐えるには不十分恐れがあるため、
当時急遽大型のスチールフレームを取り付け、
建物のスチールバーとコンクリートの交換工事も行われた。
あれからずっとこの模様になっています。


2008年、建物の全体構造に対して、再確認が行われた、
まだ十分維持できると判明して、
15年以内は取り壊す必要ないと明言しました。
あれから6年、政府による再建計画が発表されて、
周辺の土地も利用し、
新たな顔に生まれ変わると予想できます。
つまり、今の様子が見れなくなる日が近づいて来ます。


再建計画が決まったほか、
地下鉄路線の開通開通も同時に進んでいるようです。
2026年開通予定とされますが、
この周囲が高齢者の街から最先端のタウンになると予想しています。
だから、このような昔時代から取り残された一つ一つを見納め、
記録したくなります。


この「雙塔式」(ツインタワー)の設計もさよならですね。



個性溢れる棟の看板も特別に見えます。


地下鉄の開通したら、
バスターミナルの運命は如何にも気になります。


よく見てみたら、
団地内にはあの存在してない「中華バス」のバス停まだ現役しています。
あの中華バスブルーは独特で、
間違いないでしょうね。
団地の再建計画による消滅もほぼ現実気味です。


昼間の公園に誰もいない、
時間だけ流れていく、
再建計画が決まったことがわかったから、
この風景が切なく見えます。


近所さんがこれからまた近所さんにいられるかどうか不明ですが、
このような懐かしい風景もう写真に収めておかないと二度と見れない、
代わりに皆さんが毎日時間を追い、電車を乗り込む姿になるでしょうか?
タイムスリップできないのが香港の団地の運命です。


もう一回ぐらい来てみたいです。
できるかな。


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