2018/07/23

百年続きますように~珍香園

この地区に60年に近い、
ちゃんとしたお店を構えたまで路上販売時期も含めたら、
実は100年超えの老舗です。
世代交代あまりうまくできてない香港の現状の中、
この看板を背負う4代目がしっかり引き継がれてるようです。


香港の下町に必ず一軒か二軒地元に愛される豆腐屋さんがあります。
こちらのお店は一度廃業危機に訪れた時期があった、
それは3代目に引き継いでもらう時に海外まで逃げ出した、
体力の限界を感じた2代目から悟ったシナリオでした。


移民した3代目が海外にいた頃によって、
豆腐の存在が改めて考えさせられた、
外国人が一つのことに研究熱心の姿を見て、
生れた故郷のソウルフードに再び精力を注ぐことになって、
香港に戻って先代からのバトンを受け取ると決めました。


店内のメニューでも3代目の研究による、
開発されたバリエション豊富の豆腐製品がずらり!


小心者の私は相変わらず単品の温かい豆腐花にしました。
過去数々名店のものを食べたわけですから、
はっきり言って衝撃度があまり大きくなかった。
決してがっかりさせない味、おいしかったです。
やはりほかのアイデア商品も味わってみた方がいいかもしれない。
  

店内に見渡す限り、
ほかのお客さんも豆腐花以外、
いろなものを注文したり座って食べたり、
テイクアウェイの列も途切れることなかった。
また、普通の豆腐屋さんとは若干違って、
オープンキッチンではなく、
カウンターキッチンで調理されています。
これも3代目の発想ではない?
  

店員もアットホームな感じで、
年寄から若い店員までもフレンドリーで、
催促するオーラーまったくありません。
わりとゆっくりできるお店のため、
香港島でわずかな下町エリアに散策する時に、
途中でちょっと一息の休憩に良い場所になると思います。
これからも5代目、6代目続いて頑張ってほしいですね。


住所:西灣河成安街12號地下
営業時間:0800~2000(月~日)
*だだし、毎月の最初の月曜日はおやすみです。

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2018/07/19

柵から騎樓の話

記事にするきっかけは読者からの質問です。
ガイドしながら、香港の古き良きエリアをご案内する際に、
「建物の壁や柱の近くに半円形の柵のようなものは何?」
まさに今まで気づいてなかった、
当たり前にありながら、
存在の意味をはじめ、
呼び名すら知りませんでした。


しかし、
かなり時間を掛けて探ってみたが、
この「物体」はいつから、どうのような経緯で、
あらゆる場所で取り付けるようになったか正解が今一つわかりません。
鉄職人から「太陽花(ひまわり)欄桿」と呼ぶらしい、
そして、世間に【風水】のためで取り付ける説を一蹴して、
実際は防犯用の柵であることと明かした


古い建物をはじめ、特に戦前の唐楼の外壁によく見かけます。
確かあの時代は高くても三、四階建て、
密集して立ち並ぶと、
「騎樓」という特徴を持つ建物が非常に犯行しやすくと思われます。


「騎樓」とは歩道に突き出るように柱が建てられて、
その上部が住居用の空間が作られた。
歩道の上に跨るような部屋ということで、
「騎樓」と称されるようになった。
発祥地はインドの説が最も有力です。
イギリスの植民地になってから多くの官僚が現地に移り住み、
気候の暑い土地にエアコンがまだなかった頃、
耐え難い理由で、
できるだけ歩道が直射日光を遮るような建て方に「開発」した


「騎樓」ある建築が増えていくことによって、
歩道回りの温度を抑えることができた上、
住居空間が最大限に拡大できることもなかなかのメリットです。
19世紀末からこの特徴ある建築が香港にやってきて、
1960年代の全盛期に向い、
その後、広州まで広めました。


実は当時建てられた「騎樓」ある建築が全て香港の建築条例に反した、
歩道までに指定された範囲に建てられないといけませんのに、
メリットを先行にして
条例を無視して強行建ち続けた。
ちょうど20世紀に入り、内陸から難民が香港に大量に押し寄せて来たため、
収容場所に困ってる香港政府がこのような条例違反で作られた空間に対して、
容認する姿勢に変わって来た。
許される条件の一つは「騎樓」の部分が密封しないことです。
今でも街中で外から中へ覗ける「騎樓」がたまに見れます。


そして、密封されてないからこそ、
地面に柱から登り上がるか隣から乗り越えてくる窃盗犯が現れやすくなり、
盗難を防ぐために、
冒頭から話した「太陽花欄桿」を取り付けるようになった原因と思われます。
それ以後、
他の建物も盗難設備として追加するのようになったかもしれません。


また、来港する難民人数が引き続き増えて行く一方によって、
本来「密封」しないという条件を破り大家が相次ぎ、
「騎樓」を「密封」して部屋にして、
人を貸し利益を得るとニーズを応じた。
1955年、政府もその収容力の実績を認め、
最終的に「密封」しない条件を取り消しました。
だから、
皆さんが現在街中で様々なタイプの「騎樓」ある建築物がみれます。
今の香港には「騎樓」ある建築物は100棟しか取り残されていません、
減って行くしかないと予想されてるので、
一刻も早く見ておいた方がいいと思っています。

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