2018/05/31

偽りのないレトロさ~新泉快餐店

偶然に数年前このエリアに訪ねた時に発見したお店です。
あまりにもインパクトある色使いで、
頭からずっと離れなく、
やっとこの間「ブルースリー愛用の上着?製造現場」の工場見学をした後に、
ついに行って参りました。



かつては香港ではなくではならない存在ファーストフードショップ、
ここ数年も激減した。
高度経済成長期を支える役割が果たされた後、
庶民の裕福になり、
できれば、ゆっくり食べたい、小綺麗な店で味わいたいスタイルに変わり、
まさに存在価値が薄れてきます。


この店がいつから始まれたかまったく情報がなく、
恐らく大角咀という過去は工業が盛んだ街とともに活躍したに違いない、
今でもあのイキイキな外貌が見れます。
実用性を重視しながら、おしゃれです。


店員さんにお話を伺うと、
地元をはじめ、結構他所からこちらに住むようになった方々も愛用され、
中にも日本人の常連もいると教えてくれました。
また、ここで出会って、
結婚写真もここロケをするなんで人情味のある話まで自慢されました。


肝心な食べ物ですが、
ファーストフードショップということで洋風寄りの味付けなどが主流です。
トレイはもちろん欠かせないです。
食券を購入している先払い制が昔から引き継がれてます。


取材当日は土曜日の昼で、
稼働してる工場からの従業員なり、
ご近所の家族連れのお客様も見れます。
やはり「距離感」があまりないようで、
普通に私の一見さんに声を掛けたり、
お喋ったりすることこそこういう古き良き店の客質です。
だから好きでたまらない、戻りたくなります。


ここの名物はトマトソースの揚げ鶏パスタ、
めちゃくちゃ進められたので、
逆らうことができませんでした。
スープとドリンクを付けたランチみたいなセットはこちらです。
香港の西洋風のスープの定番のボルシチと、
香港しか食べれない固めなパスタがいかにも「懐かしい」、
我々の学生時代が飽きるほど食べました。
しかし、今になって、
レトロ感が溢れる新規のお店でも作り出せない味、
内装は真似できるが、
味は真似できないところが山ほどがあるからこそ、
このようなお店は貴重です。


ボリュームと値段も文句なし、
これからも長く通いたいお店になっています。
香港人の胃はなぜかこういう見た目が健康に悪そうなランチに受け入れやすいです。
世界中の絶品料理を食べ続けていても、
あの時、このような粗末なランチを恋しくなります。
香港人の胃からの呟くかもしれません。


住所:大角咀必發道7號地下
営業時間:0800~2100(月~土)、日曜日は定休日

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2018/05/16

ブルースリー愛用の上着?の真相

果たして、
『555』の製品はどんなものか実際購入して着て感じてみた。
感想を述べる前に、
まず購入に伴い、
もらったこの透明な『555』バックをご覧ください。
【Made In Hong Kong】はもちろん、
縦に【線衫】にもプリントされています。
別に「爆買い」をしたわけではなかったのに、
ありがたいおまけまでつけてもらったといううれしさ、
何とも言えないです。


今回購入した商品はブルースリーにもよく着用されたタイプで、
半袖のヘンリーネックのシャツ?下着?
それでも上着という『555』の定番製品です。
はっきり言って、
利工民の金鹿牌で同様半袖のヘンリーネックのものとさほど変わらない、
あくまでデザインを指していますが、
実際は箱開けてみないと断言できません。


開けた模様はこんな感じですが、
仕上げ服をアイロンして、折り畳んでから、
ビニール袋まで入れてる作業がすべて工場で一人の担当から任しています。
写真を撮れてなかったのが残念でしたが、
今どきにしたら、
貴重な風景で、この一着の重みを増します。


服に手作業でタグが付けられています。
当然あの【Made In Hong Kong】が光っています。


さて、開封したら、
前開きの襟で仕上げ服をアイロンして、折り畳んでから、
ビニール袋まで入れてる作業がすべて工場で一人の担当から任しています。
写真を撮れてなかったのが残念でしたが、
今どきにしたら、
貴重な風景で、この一着の重みを増します。


さて、開封したら、
前開きの襟で仕上げ服をアイロンして、折り畳んでから、
ビニール袋まで入れてる作業がすべて工場で一人の担当から任しています。
写真を撮れてなかったのが残念でしたが、
今どきにしたら、
貴重な風景で、この一着の重みを増します。


袖を伸ばしてみたら、こんな感じです。
確かに「利工民」さんのデザインと大きく変わりません。


シャツの裏にこの【香港製造】のタグがついています。
いかにも香港という感じです。


決定的の違いはおそらく裾であります。
縫い目の高さと伸縮性がとても象徴的だと思います。


試着した感想ですが、
下着より上着という感じが強かった。
心地よい肌触りに包まれて、
真夏で出掛けても体がべたべたにならなく、動きやすかった。
無敵とは言わないが、
絶対苦にならなく、むしろおっておき一着にした方がいいと思います。


しかしながら、
ブルースリーも愛着されてたかどうか今でも決定的な証拠がみつかりません。
過去にいろな写真をチェックしてみたが、
上半身映りだけではなかなか「利工民」か「555」か見分けられません。
逆にファンの方がその真相がみつかりそうだと思います。

(写真はインターネットから引用)

「555」のオーナーである呉さんから説明して頂いた内容で、
素材は「利工民」とは違うという一言が印象的でしが。
とても話しやすい方のため、
もっと細かく聞けばよかったと思います。
そして、世代交代できてから、どんな「555」になるか楽しみにしています。

(写真はインターネットから引用)

日本人の仲間と同行させてもらったことで、
呉さんもとっても喜んでました。
今後日本の皆さんにもっとアピールするようにお願いしてみた。
残念なことはパタパタしてる中、
呉さんと一緒の写真を撮るのが忘れました。


パタパタしてる理由はこの【Made In Hong Kong】のパンツ、
香港製造のシャツは珍しいとは言え、
香港製造のパンツはさすがに初めて見たから、
ちょっと興奮気味で思わず買いました。
当然履くつもありはなかったが、
ひょっとしたら、世界唯一の香港製造のパンツになる可能性あるため、
買い物に熱心になりすぎました。


お会計ですが、
白シャツは135HKドルで、パンツは20HKドル、
お手頃価格で実用性がありながら、
貴重なお土産になるではないかと思っています。
とにかく、外来者からの買い物や見学は歓迎です、
ただ、作業風景が見れるかどうか運次第です。

全新織造廠有限公司
住所:大角咀埃華街33號安業工廠大廈7/F
営業時間:0900~1800(月~金)、0900~1300(土)、定休日:日曜日

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2018/05/11

ブルースリー愛用の上着?製造現場

今年創業90年、
最初の拠点とするマカオでしたが、
30年代から香港に移ってきて、
50年代の絶頂期に向った後、
70年代にブルースリーにより中興させられたものの、
あれから再ブレイクすることもなく、
現在は一般の香港人にとっても認知度の低い「香港製造」ブランドになり、
唯一の生産ラインはここ「大角咀」の工業ビルのワンフロアに取り残され、
流行に合わせることもなく、
独自の技術とスタイルを貫き続いています。


香港のジョーダンにある裕華デパート二階以外、
この老舗ブランドの商品を入手するために、
本社工場に行くしかありません。
工業ビルの外壁に若干『555』と見れるところが今回取材のターゲットです。


まさか、辿り着く前にスリル満点のスライド式エレベーターが待ってくれた。
序の口からワクワクさせられました。


入口の看板は如何でしょうか?
香港らしさを感じ取られますか?


工場内に入ったら、
受付に誰もいませんでしたため、
体がずうずうしくさらに奥のところに進んでみました。


瞬間に見渡せる空間がまさしく生産ライトというもの、
黙々と働いてるスタッフが2,3人ほどいて、
その手前の包装箱こそ看板商品の『555』シャツです。


昔ほど生産量と出荷量ではなくなったため、
工場内の稼働日が限られます。
取材当日の生産ラインが稼働されてる光景が見れるなんでランキーでした。


既に梱包作業終了の製品が目の前にあって、
現在はなかなか見れない「MADE IN HONG KONG」の段ボールが並ばれ、
どこかへの出荷分でしょうね。


工場内にディスプレイのコーナーもあります。
自慢の製品に照明が当てられながら、綺麗に飾られています。


製品によって、パッケージのデザインも変わります。
どれでも時代を感じるものです。


さらに、過去の栄光となる写真までに展示されています。
数多かった作業員の作業風景はもちろん、広々とした工場、
セントラルに位置した専売店なども写真を通して、
どれだけ偉業工業ビルの外壁に若干『555』と見れるところが今回取材のターゲットです。



偉業と言えば、
80年代になし海外進出を成し遂げて、
毎月一万着もアメリカまで輸出したことが今でも語り継がれます。
その立役者ははハリウッド女優のボー・デレクです。
この一枚のポスターがまさに引き金です。
『555』のインナーシャツを着てる姿が多くの女性を魅了したとのことで、
買い求める人が相次いでた、一時期ブームにもなりました。
その後、アメリカの代理店がポスターを香港に送られてきて、
今でも工場内に大事に保管されているそうです。

(インターネットから引用)

このポスターをよく見てみると、
おへその位置でシャツに『555』の社名がプリントされています。
残念なことはこのタイプのシャツもう生産していません。
ただし、工場内の販売コーナーにはいくつの商品が販売されています。
サイズもある程度揃ってあるため、
お気に入りの商品がその場で入手できます。
確かに現金のみでした。


何を買うか迷ってる最中に、
オーナーの呉さんがどこかに出てきて、
以前ブログにも紹介した『利工民』との違いを説明して頂きました。
うなずぐほど納得しながら、
念願の『555』商品をゲットしました。
果たしてどんな模様か次のブログへお楽しみにしてください。


住所:大角咀埃華街33號安業工廠大廈7/F
営業時間:0900~1800(月~金)、0900~1300(土)、定休日:日曜日

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