2016/10/10

PMQと美荷楼の合体~Green Hub 綠匯學苑

このPMQと美荷楼の合体と思われる施設ですが、

実はこの建物は新界の最初建てられた舊大埔警署です。

さかのぼり118年、

イギリスは清朝に迫り1898年7月1日には九龍以北、

深圳河以南の新界地域の租借に成功しましたが

当時新界の地元がまだ強い対抗意識を持っていて、

翌年、地元とイギリス軍が六日間の戦いが勃発しました。

最終的にイギリス軍が抑えましたが、

再燃の防止の意味で、

新界に駐在する警察の4分の1がここに集結した、

新界の警察本部のような位置づけと言ってもいいです。


1987年より役割を終えとなり、2010年までずっと廃墟状態でしたが、

2015年、嘉道理農場暨植物園が政府の運営パートナーとなり、

暮らしと環境保全の関連性を啓蒙していく施設として誕生しました。

(写真:wikipediaより)

リノベーション前の大埔警署はこんな感じでした。



真っ先にビジターセンター(部屋)に行って、

簡単な受付の手続きをしなければなりません。

そのビジターセンターの隣の部屋には売店があります。

アジアをはじめ、香港製造の有機栽培の商品など販売されています。

食品以外、使えそうなものも結構あるので、

この道が好きな人なら、たまらない空間かもしれません。

おみやげとしてもよさそうなものもあります。





ビジターセンターから出て、長い廊下に通り過ぎると、

広々として庭が目の前に現れます。

ここからイギリス植民地風の実用性を加味した外観が見れます。

香港ではないような雰囲気が漂っています。

ヨーロッパの大富豪の豪邸にいるような感じもしますね。



施設内にはレストランが併設されて、低碳の食事を提供したり、

料理教室を開催したりします。

平日のランチ時間以外はかなりのんぴりできそうです。


施設の反対側に進み、

明確な矢印はないものの、なんとなくなんかありそうです。


「Police Station」と書かれています。

ここからは元警察署の歴史と設備などを紹介する展示エリアです。


すぐ見れるのがこのレトロな電話機たちです。

受話器を見に傾いてると、

大埔の地元が自ら警察署に関する逸話を聞かせてもらいます。


当時、大埔の地元でよく使われてる重みのはかりです。

今はほとんどみませんですね。



警察のすぐ見れるのがこのレトロな電話機たちです。

受話器を見に傾いてると、モンタージュを作る道具

大埔の地元が自ら警察署に関する逸話を聞かせてもらいます。


そして、モンタージュを作る道具で少し遊んでみました。

昔の警察ドラマで必ず見るもので、とても懐かしいです。


左の入り口から過去使われてた牢屋です、既に一新にしましたので

まったく暗いイメージとは程遠く、明るく綺麗です。




牢屋は二室もありますが、思ったより広いです。



牢屋には昔大埔で起きた事件などのニュースの紹介です。


トイレもきれいになりました。実際使えませんよ。




囚人が水を飲みたいなら、警察からもらうように言ってくださいだって!

なんか自由的牢屋ですね。


また、囚人ごっこもできます。罪名と名前をチョークで書き放題です。

当然終わった後の片付けは忘れませんようにね。


牢屋を後にして、別の廊下に沿って進もうとしたら、

この表示が見れました。


なんとここはゲストハウスも併設されていることがわかりました。

昔は警察の寮をリノベーションして、

今は一般のお客さんでも泊まれるようなゲストハウスになりました。

部屋によって、エアコンなし、扇風機のみのところもあります。

大埔を拠点にして、一日二日程度で回りたい方にはおすすめです。






なお、我々当日そこから立入ができなかったが、

公式サイトをみてみたら、事前に見学予約した団体さんか

宿泊者が部屋から中庭までの景色が独占できるそうです。

歴史的建造物の深みを感じなながら緑環境に囲まれたい方、

泊まれなくても、一度にも立ち寄ってみてください。



住所: 新界大埔運頭角里 11 號
営業時間:1000~1700(月~日)
定休日カレンダー➡

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