2016/09/15

酢豚の前世と現世

日本にもおなじみの料理~【酢豚】ですが、

香港の場合は【京都排骨】と称しています。

当然日本の京都とは関係なく、

中国の京の都ということで、北京を意味するようです。

でも、この料理は北京発祥ではありません、

実はその由来は【京都炸醬麵】でした。

「京都」はこの甘辛ソースの代名詞になり、

次第に広東省や香港の料理人までに伝わって

ソースだけ転用と変化を加え、いるの間にか【京都排骨】として変身して

普通のレストラン、茶餐廳にも普通に出されるようになりました。


さらに、香港の料理人がこのソースを幅広く使うようになり、

【京都排骨】のほか、【京都〇〇】、【京都✖✖】も生み出されました。

依然この「京都」で名付けることで

お客さんがメニューを見るだけでも、

この甘い味のものを連想させることができます。

今度、もしメニューでも「京都」の文字を見かけたら、

味付けはこの甘さをおもいだせてください。


あれ!ちょっと待ってください。

日本の酢豚と言えば、下記の写真のような感じと思ってる人が多いでしょう。

香港の場合、【咕嚕肉】か【生炒骨】と呼ぶことがほとんどです。

料理人による、【京都排骨】に合わせて、全てのルーツが同じです。背中肉

代々引き継ぐの源が微妙な変化によって、

現代の主な3主流になったようです。

決定的な違うのが使用される部位、【咕嚕肉】は背中肉

【京都排骨】は骨付きバラ肉、【生炒骨】はバラ肉です。


次に、料理名についてる「八珍」の意味をご紹介します。

『中国食文化事典』などによると、

「八珍」とは中国古来から称されてきた珍貴な8種類食べ物です。

今どきは背肝、イカ、エビ、野菜までも「八珍」の代表になっているが、

今、主な意味は【盛り合わせ】で、

とにかく、

いろな材料で盛り合わせてつくられた料理でも【八珍〇〇】になっています。


今度メニューを見る時に、全部文字を読み取れてなくても、

ある程度どんな味付けかわかるようになると思います。

注文すること怖くないです。

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