2016/07/18

トラム研究家の世界へようこそ~その三

トラムのウンチク話と言えば、

現役トラムの中、

最も古いのが120番という香港人も知ってるほど有名な話ですが、

1949年に作られた車体であり、

現在もその形を保つまま、

内装もあの頃のようなノスタルジックな仕様になっている、

香港人だけではなく、日本人にも愛されてますね。

(ジョセフさんの写真コレクションの120番、左下)

でも、よく考えて見てください、

66年も前からずっと走り続けてることって、すごくない?

常識に考えてみれば、到底無理だろう。

では、今の120番は何もの?

1949年に作られた車体が1991年に事実上の引退になった、

それにしても42年頑張りましたよ。

120番は戦後第一台作られた車体だから、

戦後世代の車体が最後に残された一台もあり、

トラム会社として、120番はすごく象徴的な意味を含む一台でもあります。

120番を一旦解体し、当時の86番の部品を付け加え、

新しい120號トラムに生まれ変わった

(ジョセフさんとの対談中も120番に遭遇)

実はこの証拠がジョセフさんから教えて頂きました、

今でも走ってる120番の中でも見つかる、

それは椅子の下に明記である、

緑字で86と書かれてるが、

その端っこ側に赤字で120とも書かれていますね。

ぜひ、今度探してみてください。

(ジョセフさんよりの写真)

さらに、もう一ヵ所でこの120番はレプリカを証明できます。

下記の写真のような「The tram has been restored to the 1949 style

to preserve Hong Kong's heritage」を書かれてるプレートは証拠です。

一階の左側の後ろ階段のところに掲示してある、

それも見逃さなくチェックしてみてくださいね。褪せてないことを祈ります。

(ジョセフさんよりの写真)

新旧120番の違いをご存知ですか?

一番目立つのが行先表示の窓位置、

オリジナルはほぼ中央なのに対して、

レプリカは少し下寄りになっています。

この写真で一目瞭然でしょうね?

今度120番を乗るチャンスがあれば、

ぜひ、いろいろ探ってみて、

もしかして、まだ発見されてない秘密が隠されてるかもしれません。

(ジョセフさんよりの写真)

最後ですが、ジョセフさんより貴重な写真をご紹介します。

これは正真正銘の120番、作り立て走ってる様子、

撮ったのが50年代で、115番の後ろにあるのが120番です、

多少改良した部分によって、

上写真の左の車体のようになった。

42年も走り続けるなんで、

ある意味、香港のトラムは環境に優しいですね

                   

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