2016/06/17

内臓を逸品にする老舗~陳春記

香港で内臓を食べると言えば、

何かが思い浮かびますか?牛肚(ハチノス)牛柏葉(センマイ)?

それ以外、うまく調理してくれれば、絶品になる内臓まだ山ほど、

今回ご紹介するのがまさに内臓マスターの麺家~陳春記。


お店はまだ開業十数年程度の上環皇后街市にあります、

夜の時間なら、日本人にも人気の「ABCキッチン」が有名ですが、

昼の場合、陳春記は圧倒的な支持を得っているよ。

ちなみに、周辺に名前に似てる店ばっかりなので、

間違わないように探してください。

ちょうどランチタイムなので、この混雑ぶり、

近く働いてるサラリーマンも結構見られます。


元々約60年前から、陳春記が上環に【潮州巷】というところで開業、

潮州料理の移動屋台が立ち並ぶ裏地ですが、

1997年の再開発計画によって、【潮州巷】がつぶされた。

2004年、上環皇后街市の落成とともに、

【潮州巷】の屋台群のお店、陳春記を含めて招致した結果、

今そこで開業することになった。

背景の話はここまで、

うわさの「豬紅雜米線」(豚の血の塊と豚内臓の米線)、

麺、米粉も売り切ったから、「米線」の選択しかなかった。

左は大きいサイズ、右は普通サイズ、50ドルと30ドルの差、

わたしは普通で十分でした。



上から全貌をひと目で把握できるでしょうか?


さらに近寄って、いろな具を出してみよう、

舌、腸以外、お腹、肺もたっぷりが入っています。

スープベースも内臓、肉による煮込まれた仕上て、

コショウ、ごま油、冬菜、クレソン、リョウブの若葉を加え、

微香が放ってますよ。

飲んでみたら、やみつきになりそうな味で、

「潮蠔仔粥」 (牡蠣入りのお粥)の味に近いかもしれません。 



そして、各内臓が一つ一つ頂きます、

クセのある臭みが一秒も感じませんでした。

むしろ、本来の新鮮な味を出し切ったものばっかり、

食べ応えはもちろん、内臓を食べてる感じはまったくありません。

柔らかく噛みやすかった。

内臓ってこんなおいしく食べれたのが人生初です。感動でした。


内臓をキレイにする工夫が徹底されるからこそ、

この最高の味が出せる要因だと思いますね。

普段あまり食べる価値のない食材に細かく工夫する人なんで、

香港には極めて少ないです。

だから、この一杯のために、

わざわざ食べに来るお客さんが途切れることはないです。

この人混みは納得です。

最後、スープまで完食でした。ごちそうさまでした。

これからも通いそうですね。


住所:上環皇后街1號5號舖
営業時間:0800~1900(月~土)、定休日:日曜日

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