2015/10/14

市政大廈

皆が呼ばれてる「街市」(ガイシ)とは、

昔、路上に並ぶ露店群ですが、

衛生面の問題を改善するため、

街づくり計画を考慮するためにもあって、

ほとんどの「街市」が政府から特定な建物に集約されるようになりました。

建物の正式名称は「市政大廈」です。

「市政大廈」のデザインは同一性がなく、

デザイナーによって、まったく異なることもあります。


今回ご紹介したいのが「保安道市政大廈」です、

まず、その建物の上に公営住宅が何棟もあることが珍しいです。

本来、「市政大廈」は建物の中で、

いろな施設が併設される総合ビルみたい役割があります。


役場までは行かないが、

体育館、図書館、政府機関の事務局まで配置されてる多用途施設です。

もちろん「熟食中心」と呼ばれるフードコートが設けられる、

大体最上階ですね。


それ以外、肉、魚、野菜、果物などあらゆる食材から、

生活雑貨まで販売されてる。

つまり「市政大廈」に行けば、生活上のことをすべて完結できます。 


但し、時代の進みとともに、

街づくりも変化が見え、

密集団地が減り、スーパーマーケットの進化など、

「市政大廈」の重要性の疑問に追い討ちをかけるようになっています。

この数年は新しい「市政大廈」の完成なく、

これからも建てる予定もまったくありませんようです。

特に公共団地に連接するモールや市場を民間企業に売却すると、

最近頃、政府側がこのような目立つ動きが見られます。

民間企業は当然最大利益を追求するために、

庶民にとってあまりにもかけ離れた姿になることが多かった。


この「保安道市政大廈」は1988年完成されたもの、

そして、現在残された41棟の市政大廈」の中で、

一番古いのが1981年築成された觀塘にある「瑞和街市政大廈」です。

80年代のものはまだいくつがあります、

やっぱり中身と雰囲気はものを語っていますね。
  

皆さんもし香港人の生活基盤を見たいなら

ぜひ、このような市政大廈」を巡ってみてください。

かならず粋な香港人に出会えるはず、

消滅へのカウントダウンを待ってる間に。


場所:長沙灣保安道325-329號

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