2016/10/17

島繋ぎの立役者~橫水渡

香港人をはじめ、観光客でも、離島に行く場合、

ほとんどセントラルフェリーターミナルから行くことが多いのですが、

あまり注目されてない島と島の間の移動手段に関しては、

「横水渡」を語らないと始まりません。

「横水渡」という島と島の間を結ぶルートの呼び方です。

「坪洲」を起点にして、「梅窩」、「芝麻灣」

終点は「長州」としてるサイクル運行フェリーです。


1938年この航路が出来た頃、起点はセントラルでした。

ひとサイクルは3時間もかかるそうですが

途中起点を「坪洲」に変えてから、セントラル発の二度もなかった。

今すっかり島の住民の間に欠かせない移動手段の一つです。



観光客向けの路線ではないので、休日でもお客さんがガラガラでした。

それにしても毎日の運航本数は充実しています。

今回わたしは「梅窩」からスタートにして、

目的地の「坪洲」を目指します。


待合のエリアには島と島の間で往復する常連客が穏やかに待機しています。

どう見てもわたしは地元の顔をしていません、

チラチラわたしに向ってみていますね。



実は「横水渡」はお客さんを運ぶ’以外、

物流船と思われてもおかしくありません。

かつて「長州」の豚肉は「梅窩」、「坪洲」まで送ったり、

「梅窩」の野菜、お花は「長州」に輸送しました。

屠るための食用の牛、豚たちが生きてるままフェリーで、

「梅窩」から「長州」まで移動させるという逸話もあります。 



では「横水渡」の立役者~船さんのご登場です。

ただの一台、名前は【Ming River】、広東語は【明河】と言います。

1999年生まれたひとりっこです。


わたしもいよいよ搭乗です。

船員のショータイムでもあります。


二階建ての船内にそれぞれ空調設備が完備される大きな部屋があります。

どのぐらい大きいかというと、写真通りです。

空調設備のない部屋の方が小さいです。


「芝麻灣」からの乗客を降ろしてから、

「梅窩」よりの乗客もあっという間に乗り込みましたので、

船が埠頭の滞在は10分も経たなかった。

再び、次の目的地へ出発、

梅窩の姿が次第に小さくなりました。


「坪洲」まではただの20分ですが、途中どんな景色がみれるかどういうと、

まず喜靈洲碼頭が見れます。かつてハンセン病隔離所の所在地でしたが、

今は一つの戒毒所と二つの刑務所があります。

囚人の家族が面会に行きたいであれば、

政府に指定されたフェリーに乗って行くしかこの島に上陸できません。


ここは当日まったく思い出せなかったが、後日やっと思い出した。

ディスカバリー・ベイの手間にある「狗虱灣」、

政府の爆発物倉の所在地です。


こここそディスカバリー・ベイです。


少し上を見上げる、「神楽院」(トラピスト修道院)の建物がが見れます。

以前も「神楽院」について、ご紹介しましたので、

興味ある方なら、クリックして詳細をご覧ください。


船の中でグルグル回りながら、一通りに写真を撮ったら、

もう「坪洲」埠頭に着きました。乗客が降りて、

わたしを含め、乗客が一斉に降ります。


途中も乗船するお客さんも目の前、

船内に入ってからお支払システムのようです。

オクトパスと現金も無問題です。

ちなみに、自転車などの大きいものが特別な料金はかかりません。

一度、自転車で香港の諸島を旅することも面白いかもしれませんね。


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