2016年の第一弾は究極のデザートから。
「特式仙草百配」という名物をお友達から教えてもらいました。
写真では確かにおいしく見えましたが、
味はどうしても伝わらないものとあって、実際に試しに行ってまりました。
住所のみを頼って、たどりついたものの、
現場には「康瑞涼茶」という看板が。しばしわが目を疑います。
確かにそこは名前通り、漢方薬入り飲み物のお店のようで、
店頭にも飲み物ずらりと並んでいます。
住所を再確認しながら、さらに近寄よってみました。
店内はどうも隣にある中医の診察室とつながっているようす。
ますますあやしいと思っていたところ、
ようやく店頭に何種類かのデザートの写真があるを発見しました。
これは間違えなく写真でみたそのものだ!!!!
一気に不安から解放されました!
あらためてお店のおばあちゃんに再度確認したところ、
やはりここに違いないようです。
デザートは持ち帰りのほか、
お隣の中医診察室で食べても大丈夫とのこと。
おそらくお店同士が仲良しで、
取材当日のように中医師が不在のときに場所を自由に利用できるようです。
既に食べ終わったお客さんから席を譲ってもらい、
早速名物を注文しました。
この中医診察室が扉一つでデザート屋さんにつながっていて、
一応4席となっているものの、混雑時は中医師の机で食べてもいいとのこと。
名物の「特式仙草百配」が運ばれた!
(冷やしたものもありましたが、あえて温かいほうをいたたきました。)
(冷やしたものもありましたが、あえて温かいほうをいたたきました。)
写真だけではもちろんのこと、現物を目の前にしても、
どのような素材が入ってるのかもいまいちわかりません。
結局口にしないと全貌を明らかにできないので、
早速いただきます。
サトイモ、サツマイモ、タピオカ、小豆、ハトムギ、仙草ゼリ、
そしてエバミルクを加えた集大成。
甘さもわたしにとっては甘すぎず、
いろな食感が楽しめて、多くの方に受け入れられる仕上がり。
香港広しとはいえどもなかなかこれだけのものはありません。
しかも自家製で、
チェーン店とは比べものにならない手間がかけられたデザートです。
店内はおばあちゃんと息子さんだけでの接客ですが、
終始丁寧で、下町の暖かい店といった感じでした。
そして会計はなんとたった20ドルで、
催促されることなく、ゆっくり味わえる時間がもらえとあって、
今日の香港には珍しいほど、良心的なお店です。
おりからの家賃上昇の被害にあわないうちに、
皆さんぜひ応援しに行ってほしいと思います。
名物以外にも何種類か気になるデザートを食べてみたい気持ちもあり、
再訪の際はまた皆さんに報告します。
住所:深水埗醫局街179A地舖
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