味だけではなく、立地も最高です。
恐らく人生の中で、標高の一番高い麺屋です。
周りに高級マンションばっかりになってるミッドレベル(半山区)ですが、
お金持ちや西洋人が多く住まれるエリアの中で、
40年以上も必要とされた老舗が今でも健在です。
店頭と周辺の景色の不一致が趣を感じますね。
店内は狭くて、テーブルが7つしかありません。
ランチタイムは周囲の学校からの学生が押し寄せて来ると聞いたので、
2時すぎで入店したら、まったく違う世界だとご主人が話してくれました。
メニューは壁にも貼り付けてる、
まだ昔ながらの【花碼】と呼ばれる数字を書かれています。
床は開店当初からの緑タイルが使用しています。
そのほかもほとんどかわらないだそうです。
ちなみに、近くには多くの有名人、芸能人が住んでたり、
無名時代からよく通っていた、今でも通う人もいるらしいです。
話によると、開業当時には店から海が見えるだそうで、
今だとコンクリートの森から囲まれるようになっています。
立地によって、メニューが変わることはありません、
普通の麺家あるべきものがここもあります。
その中でお店の名物は牛バラ(牛腩)です。
実際は牛バラではなく、牛筋スライスという部分が使用されています。
結局欲が出て、牛腩雲吞麺(牛筋スライス+ワンタン)にしました。
現物はこんな感じです。
長時間かけて煮込んだ牛筋スライスはさすが柔らかい、噛み応えもあります。
五香粉の匂いもしますが、私のような牛バラが大好きな人なら、絶対ハマる!
牛筋スライスがよすぎるせいか、ワンタンのインパクトが薄かったです。
決してまずいではなく、確かにプリプリ食感でした。
スープ作りはご主人が朝7時からで、「アルカリ 」匂いまったくありません。
結局一番普通のが麺でした。
※角度を変えてもう一枚撮ってみたら、ぼやけた!ごめなさい。
もう牛筋スライスだけで大満足になったわたしですが、
しばらくおいしい余韻に浸りながらボーっとして、街の景色を見つめました。
その間に出前を取って来る地元の姿が相次いでいた。
最後の会計ですが、これで37香港ドルでした。
この場所で考えると、見合った値段ですね。
しかし、今後もし家賃がさらに上がると、
お店をやめるしかないとご主人が決めたようです。
ひょっとすると食べれるのがあとわずかな時間かもしれません。
もう麺屋なくてはいいですか?
近所に麺家はないと不安にならないか?
ミッドレベルの住民がこの看板が見れるのがいつまでだろうね。
住所:半山巴丙頓道1號M4A號舖
営業時間:1100~1830(月~土)定休日:日
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