香港で市販されてる【漢方薬】の箱の設計ですが、
ある共通点を持っています。
気づいてるでしょうか?
➀創立者の絵顔がついてる
②フラワーフレームイラスト、
③商標とあらゆる花柄で組み合わせされる模様
これらの共通点から早期漢方薬が如何に庶民の中に重要かわかります。
まだ医療保障が整備されてない時代の中国や香港ですが、
何かある時に、近所の中医師を見に行く以外、
治療するもしく一歩手前の未然防止も漢方薬が当然の選択になります。
西洋の医者に対して、無知であって、
その上、高額であることによって、
ほとんど普及されていません。
そのため、漢方薬の売行きが好調し続けた。
とても利益が出る商売とわかる人も少なくないので、
相次ぎ類似商品を真似したり、
市場のシェアも狙いに来ます。
その背後があって、
戦前に「パッケージデザイン」を追い求める風潮が吹き始めたあの頃、
嶺南文化を育つ広州に、
名画家【馬慈航】さんから開設された美術学校に入学した人物がいて、
後に『薬の箱デザインの巨匠」と称される【梁枝梅】さんが内戦により、
香港へ避難しに移り住むようになった。
西洋の美学も浸りつつ日々が過ごしたおかげ、
【梁枝梅】さんの華洋折衷の瀟洒なデザインがかなり特徴があって、
薬のメーカーから目付けられて、
設計の依頼が途切れなくしばらく続く日々が送り、
今皆さんが市販してる薬の包装紙のスタイルもその時から定着し始めた。
【梁枝梅さんの写真 ※ネット上から引用】
当時まだスキャナーのない時代、
印刷技術もそれほど優れなかったため、
老舗な薬メーカーが自社のブランドをアピールする時に、
個性溢れる設計にこだわる以外、
如何に真似できないか懸念しながら、
優秀な薬の包装デザインができる人をお願いするわけです。
【梁枝梅】さんの画風が圧倒的に多くの薬メーカーに好かれて、
戦後に関係なく、
その中で、
『李眾勝堂保濟丸』と初代の『王老吉』の設計が代表作の一つも言えます。
現在『李眾勝堂保濟丸』の設計が70年からリニューアルしたが、
基本も【梁枝梅】さんからの設計による調整を入れたり、
写真を追加したりぐらいです。
【左のが60年代前の箱模様 ※ネット上から引用】
冒頭話した薬の箱の設計に関する共通点ですが、
時代が進んで行く中、
西洋医学の発達による、
海外からの製薬の信憑性が漢方薬より上回って来て、
次第に、高調だった漢方薬の売行きも衰えるようになった。
【梁枝梅】さんもこの機に薬の包装デザイン業界から身を引く、
描き技術を伝授するために絵画教室を開く準備してる間の1967年、
58歳という若さでこの世を去った。
そして、一時代の終わった。
あの時代に存在してた美学が今でも触れ合いたい、
間近でみたいなら、
薬屋さんに並ばれてる漢方薬の箱を入手するぐらいしかできないです。
この分野の歴史と記載が本当にわずかです。
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