2016/11/07

寺巡りに欠かせない~九龍城侯王廟

この立派な建物が1730年以前に建てられました「侯王古廟」、

九龍寨城公園近くにあるのに、

黄大仙区に所属されています、少し残念、

それによって、あまり知らされていない一級歴史建築物です。


そもそもなぜここに「侯王古廟」が建てられたかどういうと、

北宋最後の皇帝の宋少帝ですが、

腹心「楊亮節」の掩護のおかげで、九龍までに逃亡できました。

後世の人々が楊氏の忠誠心を尊敬し、祀るために建てられたそうです。


わたしが今まで見てきた「侯王廟」の中、一番壮麗でした。

3度にわたる修繕を行ったことで、

黄大仙祠がまだなかった頃、

香港で最も参拝者を集めたお寺だそうです。


入口の両側の壁の装飾がとにかく細かくできていて、

色使いも綺麗です。


廟内は明るくて、広いです。

香港のお寺の暗くて、線香の煙が漂ってるイメージとはまったく違います。


廟内だけでも見所満載です。

壁の全面も彫刻になっています。

突然、昔タイガーバームガーデンにあった九龍壁彫刻が思い出させられた。


廟内を見学できたら、外へ、

すぐ目に入るのがこのすごい字です。

説明による、ひとふでの「鵝」です。1970年からの摹刻だそです。

なんで「鵝」だろう?


摹刻の隣は願い事を叶えてくれる「許願樹」(願掛けの木)、

近くに覗いてみたら、外国人の方も来られたことがわかりました。


ここからさらに登れるところがあって、

当然登って行きました。

そしたら、巨大な石の表面にひとふでの「鶴」がみれます。

今度この篆刻が1888年のもので、一見の価値はあると思います。

なんで「鶴」か今回わかりました、

本来この「侯王古廟」の所在地が「白鶴山」にあったからです。

現在、「白鶴山」既に存在しないですが、

「鶴」を刻まれてる巨大な石がしっかり「侯王古廟」の裏に残されています。



全体範囲が広々として、

廟の内外も文化や芸術的な価値ある遺物が結構あるため、

ゆっくり見学してもつまらないことはありませんでした。

むしろもっとの人に入ってもらいたいです。

取材当日は平日の昼なのに、お客さんはゼロでした。

少し寂しいね。

あんな貴重な建物なんで、もったいないですね。

このスケールの侯王廟は本当にすごいです。


住所:九龍樂富聯合道と東頭村道ジャンクション

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