2016/09/02

裏路地の良心的な老舗~翁記

観光者にもすっかりぶらり散歩の人気スポットになった西環ですが、

周辺の麺屋といえば、すぐに【英記麵家】が浮かんでくるに違いない、

今日ご紹介したい超隠れ家は「英記麵家」以外の選択になるかもしれません。

なぜなら、雰囲気よし、味よし、価格よしですからです。

お店はまさに写真のような裏路地に40年以上も生息していて、

普通に通り過ぎても気づかない場所にあります。

さすがに地元しかわからない老舗です。


細い道の突き当りにお店の看板が見えます。

既に古き良き時代の匂いがプンプンと感じるでしょうか?


店内はそれほど広くありません、

テーブル5つ、店員さんが合わせて3名でした。

当日はランチが過ぎてもこのお客さんの数、

きっと昔から親しまれている人気店の証拠です。

なお、店内で食べるお客さんほか、

近辺で働いてる人たちから出前を取る姿もたびたび見ます。

  

もう一つ人気のわけは時代ズレしたの価格です。

壁に飾られてるメニューをご覧ください。

一つの麺は16HKドル~19HKドルです。

おかずを増やせば、増やすほど高くなりますが、

それにしても30HKドルにおさめられます。

この時代には考えられない設定です。


また、昔から引き継がれてる木のお箸、

香港製造のお酢が使用されています。

ますます期待が高まます。


当然一番肝心なのが味です。

まずは魚蛋河(フィッシュボール フォー)、

形は珍しくボールではなく、正方形になっています。

広東式のあっさり系とは明らかに違って、

スープベースは牛肉バラ、豚骨、腸で煮込んで仕上がったものだから

どちらかというと、潮州式の濃い味をしています。


潮州式だからこそ、

トッピングのネギオイル、セロリ、冬菜は欠かさないです。

淡白しすぎなく、フィッシュボールも弾力ほどよく、噛みごたえがあります。

ど越し抜群の仕上げは素晴らしかったです。

男なら、河(フォー)だけでは少し物足りないため、

別で炸魚片(魚のすり身揚げ)も追加しました。


今度はふんわりしながらぷりぷりの食感を味わえます。

さらに、下にあるもやしですが、

スープによって絶妙に本来の味が引き出されました。

味とボリュームも大満足です。

その上、使用されてる容器がかわいくありませんか?

普段あまり見かけませんでしょう。


もう一つ注目してほしいものがあります。

それはお店の自慢する自家製辛醤、

噂による、誰も食べたらはまるというですが、

ここしか味わえません。

買いたい人が100HKドルを出しても、

売らないというこだわりあるそうです。


本来、各テーブルも置いていたが、

お客さんが違うのソースをつけたあと、また入れたりすることによって、

味がかわってしまう恐れがあるため、

今、店内の一箇所で置くようになっています。

辛いのが苦手の私は残念ですが、試せませんでした。

得意な方なら、ぜひ、一度検証していただきたいです。


結局当日の会計は40HKドルもしなかった。

普通のお店で一品を頼んでもこの値段にオーバーしてしまいます。

本当にこの値段でいいのかと思うぐらい良心的なお店です。

周りが地下鉄の開通によって、少しずつ変化が見えている西環ですが

〇〇米線のチェーン店なら、簡単に利益が出るにもかかわらず、

あえてこのような地味なお店を経営し続けるのがありがたいです。



たまに、「英記麵家」以外は浮気をして見ませんか?

住所: 西環皇后大道西425X後座地下
営業時間:月、水~日 10:30-19:30 (定休日:火)

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