一見ごく普通の建物に見えますが、
意外にも香港の観光産業を支える柱と言われるほど重要な建物。
しかし実際に足を踏み入れる香港人はそれほどいないと思います。
そんな雑居ビルにまつわる話をいくつかご紹介します。
世界中のバックパッカーにその名が知れ渡っている「重慶大廈」。
1961年に完成した住宅を主な目的とする5棟の17階建のビルですが、
いつのまにか安宿が密集するビルに、しかも、その密度は香港一!
中でも17階には185軒も存在するとのこと。
なかなかすごい数字じゃありませんか?
グーグルで「重慶大廈」を検索すると、
2億件ヒットするのに対して、
今からお話する「美麗都大廈」も4千万件ほどヒットしますので、
こちらもかなりの関心を持たれているようです。
実はこちらのビルには深い歴史背景があります。
1959年の完成後、
紳士服の仕立て屋や関連工場が立ちび、
そして、後に香港アクション映画界を支えることとなる
京劇子役の「七小福」の原点である、。
中国戲劇学院もこの場所で創立されました。さらに、
さらに、詠春拳葉問派宗師が創立した「葉問国術総会」もここにありました。
「美麗都大廈」内には詠春を体験できる宿があります。
宿の経営者は葉問第一代弟子である劉功成さん、
「功夫花園旅舍」にアウトドアの道場があるので、
体験したい方には、その場で指導していただけるかも。
カンフーなどに興味がある方にはたまらない宿でしょう。
ちなみに、「美麗都大廈」内には宿が83軒も存在しています!
では、ビル内の宿の密度の三番手と言えば、ここ。
1963年に完成された旺角の「先施大廈」で、58軒が入居しています。
数ある「宿ビル」の中で個人的にずっと気になっているのが、
こちら。
多分、皆さんも見かけたことがあるだと思いますが、
形と壁の色ともに特徴あるビル「華豐大廈」。
せっかく来たのでより近づいてみましたが、
本当に宿の看板だらけでした。
わからない方もいらっしゃるかと思いますが、
「賓館」とは宿のこと。
とはいっても、ゲストハウスかホステルに相当します。
香港映画のロケ地として、よく登場します。
一番有名なのはもちろん『恋する惑星』に間違いないでしょう。
「重慶大厦」以外にも、
「美麗都大廈」が金城武のストーリーの舞台となっています。
ここからロケ地として使われてる雑居ビルをリストアップしてみますね。
ここからロケ地として使われてる雑居ビルをリストアップしてみますね。
ビル名:「香檳大廈」
映画名:「ブラック・シティ」
ビル名:「發利大廈」
映画名:「スリ」
ビル名:「永利大廈」
映画名:「コンシェンス ・裏切りの炎」
映画名:「殺人犯」
ほんの一部だけしか掲載できませんが、、
今度見覚えがあるビルに遭遇される時には、
ぜひ、思い出してみてください。
※詳細※
重慶大厦⇒住所:尖沙咀彌敦道36-44號美麗都大廈⇒住所:尖沙咀彌敦道58號
華豐大廈⇒住所:油麻地彌敦道298-306號
香檳大廈⇒住所:尖沙咀金巴利道16-20號
永利大廈⇒住所:尖沙咀金巴利道27-33號
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