2017/10/27

騙してくれてありがとう~麗聲冰室

普段レトロ風な外見を装った茶餐廳に特別な警戒心を持っています。
なぜなら、
あの懐かしい風情を買いに入り、
食べ物が「最先端」のアレンジに仕上げ、
結局肝心な味が満足できず、
値段が「最先端」だけ支払われる羽目になるからです。
華麗な看板に油断するなと常に心を掛けています。
今回、偶然に発見したこの一軒、
まさにここで老舗があると驚き、
命名から素朴な店頭までに惹かれました。


下調べもせずに早速入店しました。
予想通りの80年代模様な店内ですが、
少し違和感を感じながら、
周りの様子を観察し始めた。


店内の壁に飾られてるメニューは確かにあの時代の物ですが、
キラキラしすぎないと自問自答し始めた。
メニュー内容は我々の中年にお馴染みのものばっかりのため、
特に嫌な予感がありません。


次に天井を見上げた、
キレイなブルーで塗装された上、
明らかに新品のようなシーリングファン、
ここが老舗ではなく、
ノスタルジアな内装をした新店ではなか確信に変わった。


核心となる調理場を見てみると、
長い年月を経て洗練された様子が見当たらない、
わりと清潔感があることで、
文句なし新店であると確信できた。
しかも、こだわりあるお店です。
騙されたが、動揺していません。


一般のレトロ風なお店と違って、
あえてシンプルで、
できるだけ古き良き時代の真髄を取り、
お店で表現するとの感じの作りが見られます。


後日に調べたら、
新店ではないことを判明した、
それでも開業10年前後の地元人気店だそうです。
ご主人は飲食業界で20年以上勤めてた末、
自分の理想である懐古趣味な茶餐廳を開業したいため、
貯金をかけて作ったお店です。
看板や内装だけのレトロ風ではなく、
昔から茶餐廳にあらゆるメニューもそのまま受け継ぎたいとのことで、
外面から内面も徹底的な懐古趣味的に仕上げました。


そいえば、取材当日に注文した『常餐』、
揃った時の見栄えで青春時代に毎日食べた記憶が蘇られた。
容器、皿など全部余計な絵柄がなく、
全て味勝負!
マカロニスープ、トースト、ミルクティー全部気持ちこもって作られ、
これぞ本物の『常餐』と見本にしてもおかしくないセット、
現在数えきれないほどレトロ風のお店に勝ってるに言い切れます。


もう一つのがBGMでした。
80年代の曲をかけてるレトロ風のお店が実はあまりありませんよね、
お店が狭いし、
地元も多い立地もあるだろうか、
若干ステレオの音が大きくしても気にならない人はいないようです。
環境まで80年代にこだわるのがかなりうれしいです。
視覚、味覚以外、
まさか聴覚まで古い情緒に浸されて、
今どきは極めて貴重な一軒だと思います。
完璧に騙されてもありがとうと言いたいです。


住所:元朗教育路140B地下
営業時間:0700~1800(月~日)

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