2017/03/27

神の領域に達するローカル店~陳根記

香港屈指の大牌檔の聖地、

ここを制覇することができれば、

ローカル店に怖いものなしとも言えます。

香港人さえ悪戦苦闘をしなければならないところで、

日本人にとって、ハードル高い一軒と思います。

それにしても絶対行っておかなければならない一軒だと思います。


今回は日本から遊びに来るお友達のためで選んだお店ですが、

事前予約制は行われていないことで、

席取りは早もん勝ちもあって、

当日はかなり早く現場に着きました。

誰もいませんでした。だって、まだ5時ですから。


6時の開業のため、

6時半ぐらい帰ればまだまだ多少席があるだろうと思いました。

ちょっと周辺の団地で散策しに歩き回ることにしました。

ちなみに、ここはテーブル100卓もあります。


さて、少し陳根記の歴史をご紹介します。

今年は35年目に突入する老舗ですが、

確かにオーナーが陳さんだから、店もこういうふうに命名したです。

しかし、陳さんがすぐお店を今のオーナー周さんに売りました。

開業した頃はわずか数十テーブルの小さいお店ですが、

努力と評判が一日一日の積み重ねによって、

地元から愛され始め、次第に香港全般もお店の名も知るようになりました。


席を獲得するために、予定時間にお店に戻ってきたが、

人生の中でかなり印象に残った衝撃な光景を目の当たりにしました。

このとんでもない人混みに圧倒されまして、

普段が席取りに関して、つねに自信満々の私でも瞬間になくなりました。

テーブルが埋まってる同時に、

既にその隣に待ち構えてるお客さんもいます。

しかも、その立ってるお客さんの数も少なくありません。

まさに大ピンチです。


幸い、今回の食事会の参加者が多いため、

早くついた人に別のテーブルでも待ってもらうようなお願いができました。

強行作戦に出たものの、

ひたすらに待って待っても食事中のお客さんに終わる気配はない、

それ以上何もできないまま時間が過ぎて行きます。


時計を何度も確認して、ちょうど1時間経過したところで、

ようやく待ちに待ったテーブルをゲットできました。

こんなに達成感がある席取りは今までなかったです。

とりあえず、皆さんにも「お疲れ様」の意味で乾杯でもしたいが、

下調べによる、ここのビールはセルフサービスで、

自ら店内の某コーナーに買いに行かないとだめだとわかったため、

早速指定な場所へ、しかも、その場でお支払だというシステムです。

下記の写真に奥にいるビールガールが見えるところは売り場です。


こんな力と頭脳を使って入手したテーブル上に、

おいでるビールが別格にうまく見えていますね。


二本も空けたら、楽しみにしてた料理を注文しようと思ったら、

まさか店員さんも忙しくて、一々聞く時間もなく、

自分で書いておいて、

あとで回収しに来るとの話を残してから去って行った。

とういうわけで人生初の自ら注文を伝票に書くことを経験してもらいました。

こんな感じです。


料理が来るまでにやっと余裕ができて、

店内にウロウロして来ます。

台所がいくつがあって、細い路地の裏でもあるし、

店内の真ん中にも別の調理場も見れます。

とにかく土曜日の夜は手が止まってるスタッフが誰もいません。




一周をして席に戻ってきたら、

最近お店の名物が先頭に持ってもらいました。

「Wasabi手撕雞」です。
(クラゲとカニ子とワサビドレッシングが和えられた鳥のささみ)

普通の蒸し鳥にわさびを加えた上、

クラゲとカニ子など歯ごたえがあって、

わたし的はビール進むにはおすすめの一品と押したいですが、

微妙とい反応もあったため、

最終判断としては賛否両論の話題作に定着しました。


そして、料理が怒涛の到着ラッシュが始まりました。

次はガチョウのローストの1/2羽です。


揚州炒飯です。


薑蔥魚雲煲(葱香味炒めた魚を土鍋仕立て)です。


椒塩九肚魚(塩胡椒味の白身魚フライ)です。


椒絲腐乳通菜(空芯菜の腐乳炒め)と中式牛柳です。

中式牛柳はチャイニーズスタイルビーフフィレの甘辛炒めです。


韮黃蝦仁炒蛋(黄ニラの蝦と卵の炒め物)です。


最後は梅菜扣肉煲(梅菜と豚ばら肉土鍋煮込み)です


すべてが定番の中の定番メニューですが、おいしくてよかったです。

お腹いっぱいのところで、デザートの注文シートが配られました。

最近九龍城にあるスイーツ屋さんと連携して、

店内でも食べれるようにスイーツブースが設けられましたようです。

わざわざの移動が必要はなく、その場で注文できます。


すべてが定番の中の定番メニューですが、おいしくてよかったです。

お腹いっぱいのところで、デザートの注文シートが配られました。

最近九龍城にあるスイーツ屋さんと連携して、

店内でも食べれるようにスイーツブースが設けられましたようです。

わざわざの移動が必要はなく、その場で注文できます。


最終的にテレビ番組でも紹介されたこの「芒果一口脆」にしました。

簡単に説明すると、「揚げマンゴー」です。

クリームを付けて食べるデザートだそうです。

外はアツアツ、中はフルーツのままという妙な食感が面白いです。

マンゴーもあまくて、軽く2,3個で行けますね。

食べ切れなかったら、持ち帰りをしてもよさそうですね。


お腹にまったくスペースないところで食事会も終了しました。

まだまだ夜の9時すぎたところで、

土曜日の夜の人混みはようやく緩和するようになり、

テーブル待ちお客さんはいないものの、

店内はまだまだ埋まっています。

深夜までの営業のため、

「これからだ」という地元たち集団も次から次へとやってきます。

店内はもちろん賑わっていますが、

実は店外もたばこを吸いながら、立ち話をする人も大勢です。

団地はすぐそこですが、

噪音になるではないか心配するほど人が集まっています。

美味しさ、安さ、早さからこの不動な人気をもたらしたに違いないです。


こんな食べて、飲んで、7人で割って、

たしか一人でも150ドルをしなかった記憶があります。

文句なしの神の大牌檔と認定できますね。

ハードル高いが、

「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいい」という意気込みで、

一回トライ価値あるお店だと思います。

そうではないと、悔いな残りますよ。


住所:沙田禾輋邨街市大牌檔3-5號

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2017/03/21

懐かしき団地シリーズ~漁灣邨

柴湾に有数の公共団地の中、

日本まで知られるぐらい有名になってるのが『興華邨』ですね。

公共団地巡りながら撮影をするために、

香港まで訪れて来るほどマニアックな趣味を持ち日本人が案外に多いです。

その中に、香港ウンチク話さんからも『興華邨』をご紹介して頂きました。
http://hongkongunchiku.blogspot.hk/2016/03/blog-post.html

そのおかげて、香港団地の素晴らしさが海を越えて伝わっています。

今回、ご紹介するのが『興華邨』ほど偉大な団地ではなく、

単純に40年前から新規開拓の町づくりの一環として、

建てられた典型的な団地~魚灣邨。


名前通り、かつては漁港だった柴湾ですが、

70年代より工業の町に変身する計画とともに、

埋立地になり、居場所が失った漁民ために建てられた団地でもあります。

当時、漁船から団地への移住する人が少なくありませんが、

現在はどのぐらい地元が元漁民がわかりませんです。





団地なら、当たり前の施設~遊園地、散歩道もありますが、

公衆トレイまでしっかり常設されてるのが初めて見るかもしれません。

訪れる方にも心配なくご利用できますね。



外観のペイントが全部ピンク調のことも話題になっていました。

ファッション誌とかも撮影しに来るこもあるだそうです。

団地に関する情報ですが、全部合計4棟、全て【旧長型】の設計で、

その内3棟が7階建て、1棟が22階建てです。

推定6000人ぐらい住んでいます。



古い団地と言えば、

タイムスリップしてるような小売店、レストランの存在です。

今どきの新団地内の綺麗なモールが直結したりすることと違い、

チェーン店はセブンイレブン以外、

ほとんど見当たりません。

実はこういうところこそ宝がたくさん潜んでいます。

じっくり探してみれば、

意外な発見があるかもしれません。


そして、古い団地のもう一つ楽しみは「茶餐廳」です。

あれだけの年数の団地であれば、

あれだけの老舗もあるはず、

地元にしかわからないお店は見逃すわけにはいきません。


【香江茶餐廳】一連の昭和の香り漂う看板は如何でしょうか?

漁灣邨の歴史がイコールこの茶餐廳の歴史、

外観は当時からあまり変わってないようです。



入ってみると、膨らんだ期待とは裏腹にレトロ感がありませんが、

そこそこ老舗な感じはします。

ちょうどランチの時間のため、

周辺の学生や工業ビルからのサラリーマンも店に集結しています。



注文したランチセットはこれです。

咸魚肉餅飯(ハムユー・ヨクベンファン)、

咸魚と豚ミンチを蒸し上げた簡単な料理とホットミルクティー、

スープはもれなくついてきます。

全体あっさりで家庭的な味もします。

絶品とは言えませんが、

庶民の味覚を知りたいなら、この茶餐廳は標準になれます。

また、価格設定も香港基準の中で並みという感じ、

団地だから、もっと安くしてもいいと思ってるのに、

やはりいぐら古いとは言え、

家賃はどこでも上がる傾向ですね。



茶餐廳にいるわずかですが、

ランチ時間もあれだけ忙しいであれば、

取り壊すまでは安泰だろうと思います。

既に政府から団地再建計画リストの中に入ってるみたいですが、

今だ決着がついてないみたいので、

もし柴湾の『興華邨』を巡ることがあれば、

ぜひ、余裕ある時にも、漁灣邨も立ち寄ってみてください。

もう二度と見れない古い団地になるかもしれません。


香江茶餐廳の住所柴灣漁灣村漁順樓5至6號地下
アクセス:地下鉄の「柴灣」駅のD出口から徒歩8分程度

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2017/03/16

客家を代表する一族住宅~曾大屋

わずかの取り残されてる囲村の中、

「客家」を代表する囲村と言えば、

沙田と大圍の間の「曾大屋」に違いません。

1847年に【曾貫萬】という人が曾一族の数十人を連れ、

中国内陸から香港の筲箕灣まで出稼ぎに来られて、

そこで採石によって少しずつお金持ちようになり、

将来の曾一族のために、この静かな場所を選び、

お城ような大型住宅を建設しました。

1867年の完成のため、もう今年ちょうど150年になります。

昔では、他所の敵と盗賊の侵入を防ぐためにお掘りまであったが、

さすがに今はなくなっています。


一般の囲村のイメージとは変わらず、

レンガ作りの城壁で囲んでありますが、

徹底的な違いのが正面の玄関口から主軸は路地ではありません、

外部の「上堂」から、「中堂」、「下堂」と複数の堂を方形に配置した、

左右に建物が伸びていくのが客家という「夥房」の根本の構成だそうです。

ちなみに、「夥房」とは一族も住まれるような「住宅」、

そのため、厳密に言うと、ここは「囲村」ではなく、

「客家屋」と称すべきです。


では、ここから入ってみます。

いろいろ調べたところで、玄関口のこの門ですが、

かつては原住民の女の子が誘拐された後に取り付けたものだそうです。

なかんか見たことない形です。


まず、「上堂」を抜けて、左右にも普通に生活されてる村人がいます。

ただし、三分の一は住民ではなく、あとから入ってきた人だそうです。

普通に生活感が溢れています。(三分の一は空き部屋だそうです。)


「中堂」に入る前に、「祥徵萬福」と書かれてる石額が見れます。

これもまた歴史的なもので、1865年の清王朝から、

1865年、九龍城砦に駐在された清王朝の最高代表から【曾貫萬】のため、

本人から書き下ろしたものだそうです。


最も観賞価値高い所と言われてる「中堂」に入っていくと、

【曾貫萬】本人の肖像画が見れます。

写真には写っていませんが、

その下には巨大な屏風が飾られています。

屏風の上に金箔の材料によって描かれてるお祝い言葉があります。

これも100年以上のもので、今でも大事に保管されています。


それ以外、曾一族の一連な関連人物の写真なども並ばされて、

厳粛な空気が流れてると感じます。


また、曾一族が当時の官僚登用試験に積極的に受けに行かせるため、

「自宅」内に専用の勉強部屋も設けてる話が聞いたことがあります。

二階のこの辺りだそうです。

1870年、曾一族の【曾蘇】から挙人の資格が取れたことで、

自慢の歴史として、今でも語り続いてる模様です。



開放感ある中庭から空が見れます。

両側に人が住んでるところもあるが、

基本的にここものすごく静かです。

この中軸が政府から補助を受けてるため、

150年の歴史の古さを感じながら、ちゃんとメンテナンスがされています。

補助を受ける条件として、一般公開を容認することです。

そのおかげで、我々今でもこの建築物の中身がみれます。

それ以外の部分に補助はないため、

対照的に老朽化が目立ちしています。




「下堂」には入ってみましたが、

ご先祖様たちのお位牌が安置する場所であり、

お奉りする場所として利用されているようです。

写真を撮らずに一礼をしてから外へ出るようにします。

昔から引き継がれて、

今でも使用されてるこの横になってる柵もなかなか貴重です。


これだけのどころしか一般市民に公開されていませんが、

既に見所満載、

細かいところまでぜひ注目してほしいです。

犬の出入りのためで作られた専用通路(穴)もう見つけた、

建築当時に既にそこまで考えたことも脱帽です。

都会の喧騒から離れるこの大きな古びた建物ですが、

既に一級歴史建築に認定されています。

現代化によりコンクリートの森の群れから迫って来てる中、

しばらく絶好の位置で生食していてほしいですね。


アクセス:地下鉄の「車公廟」駅のD出口から徒歩10分程度

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