先週香港鉄道博物館の記事に、
館内の狭軌蒸気機関車に触れた時、
現役時代は短かったという話ですが、
詳しく説明すると、この一台は1911年~1928年の18年間、
粉嶺~沙頭角の支線用の機関車として、
イギリスから輸入されたものです。
あれ!?九広鉄道なんか支線あるの?という驚いてる人がいるだろう。
実はあまり知らされてないみたいです。
当時廃線になった後の遺跡がまだいくつ残されてるなんで、
誰もが夢にも思いませんでした!
それは2012年2月15日に沙頭角禁区の一部エリア解禁による
ずっと眠ってた廃線遺跡が一般市民までに明らかになって来ます。
かなり下調べをしたものの、
取材当日はその遺跡場所を探すには大変でした。
農荘の周辺にある情報を入手したが、
なかなか遺跡らしき建物が見当たらず、
逆に怪しげなテーマパークが目の前に、
ロケット?ヘリコプター?何これっていう雰囲気でした。
この農荘以外、普通の現地民村しかいません。
困りに困ったから、何人か周辺に働いてる人に聞いてみた、
「ここ鉄道なんかありませんよ、一番近いのが羅湖だよ!」
「え?ここに昔は鉄道の駅でした?聞いたことありませんよ!」
土地勘がわたしより慣れてる人さえこの答えか?
まさかここで敗北宣言!と思いきや、
通りかかったこの景色が下調べをする時なんか見た記憶がある、
農荘敷地内に関わらず、とりあえず入ってみることにした。
農荘の入口の両側にもパネルが並ばれて、
沙頭角について、過去の歴史、説明と写真も記載されてる。
『中英街』はわりと日本にも知らされてる道の名前ですね?
その中で、沙頭角支線の説明もあった!
ならば、この農荘の支配人に聞いたら、
何かヒントをもらえると心機一転。
そもそも沙頭角支線はどんな路線ですか?
粉嶺から洪嶺、禾坑、石涌凹と終点の沙頭角を含めた駅数5駅で、
総距離は11.67キロの支線でした。
今回取材したいのが「石涌凹」の駅遺跡です。
(写真:インターネット)
これは粉嶺から沙頭角への線路です。
(写真:インターネット)
ネット情報による、
線路用のコンクリート橋とトンネルがまだ残されてる。
(写真:インターネット)
さらに農荘の奥へ突入すると、
このピンクの電車を発見したところで、
支配人らしい人物に聞くチャンス到来、
そのままの質問をぶつけてみた。
「はい、ここです、あの小さい小屋は駅です。」
やっぱりここですね、
まず一安心になった。
本来なら、じっくり農荘で見学しながら、取材したいが、
普段から、団体さんしか受け付けない、
完全予約制で、急なウォークイン顧客に対して、
受け付けませんようです。
なんとか説明した後、何枚の写真だけ撮らせてもらうことを許してもらった。
念願の「石涌凹」の駅遺跡に初ご対面です?!
大埔墟の香港鐵路博物館の建物に類似しています。
以前の写真もみたことがあるが
両側の緑の柵の中に、沙頭角支線のレールが敷設されるはず、
現在は支配人によりコンクリートの道になった、
少し残念ですね。
さらに残念なことは、
この「石涌凹」の駅遺跡はレプリカを教えてもらったことです。
本当の「石涌凹」の駅遺跡は農荘敷地内の他所にあるそうです、
無残な姿になってしまったようです。
(写真:インターネット)
ただし、レプリカの小屋の中に、さらに残念なことは、
沙頭角支線に関する歴史紹介、貴重な写真など展示されてる、
私はウォークイン顧客なので、小屋に入りません。
別途で中の様子の一枚写真が見つかったので、お見せします。
結局あまり決定的な写真を撮れてなくて取材が強制終了させられた。
農荘のお客様になる以外方法はありません。
不可解な問題をずっと頭に抱え込んでいる、
沙頭角支線は公的な場所ではないか?
なぜ今プライベートの土地になった?
政府として、この沙頭角支線の歴史に対して、
何もしないつもりですか?
せっかく100年以上の鉄道支線なのに、
もったいないです。
この農荘について、【沙頭角農莊】をクリックして確認してください。
バスで来られる方なら、
粉嶺で78Kを乗り、『塘肚』で降りれば、
目の前にはこの農荘の入口です。
情報による、
沙頭角支線のレール遺跡は所々で道路の途中でみつかるらしい、
また、もう一個『洪嶺』駅の本物建物が健在してる、
バスを乗りながら、坪輋路のロータリーの近くにある、
当初、歴史価値ある建物と気づかなかったため、
普通の倉庫として、雑に使われてたが、
少し前に貴重な価値があることがわかったので、
しばらく鉄線から囲まれて、
誰も入ることができません。
沙頭角支線に関する一連の遺跡をうまく活用して、
皆さんに展示して紹介してほしいですね。
数十年の役割とはいえ、それもこのエリアの一部歴史として、
ちゃんと保留すべきだと思いますよ。
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