2016/07/28

路上石碑のあれこれ

「南無阿彌陀佛」と彫られた石碑って、たまに見かけません?

「南無阿彌陀佛」は広東語ですが、

日本の場合、普段何気なくお称えしているお念仏、

「南無阿弥陀仏」のことです。

日本人の心に浸透してきましたと思います。

そして、石碑が立てられてる意味も日本に近い、

厳重交通事故を発した現場、あるいは多発する場所に、

鎮魂碑や供養碑として、安全を祈願する意味も含め、

多くの丁字路や三叉路で立てられる。 



そして、もう一つ石碑ですが、

日本にもお馴染みの「石敢當」、

沖縄県や鹿児島県によく見かけやすいみたいです。

「泰山石敢當」と称される石碑ですが、

元は中国伝来の風習で、福建省が発祥とされている。

魔除けとして、

路地や住宅の壁に立てられ、付けられる場合がほとんどです。


「石敢當」の由来は後漢代に遡らないといけない、

たくさんの説が飛び交っているが、大埔靖遠街

どれが本当か定かではないです。

但し、「石敢當」の石碑が千年以上の歴史であることが

間違いありませんです。

現在、新界の何ヶ所でもみつかることができる、

先日、大埔の靖遠街でみつかった遺跡です。見えますか?


遺跡とは言え、普通に通りかかっても気づかない存在でもある、

千年以上歴史があるものの、

法定遺跡として認められません。

そのため、しっかりしたメンテナンスは皆無、

起きっ放し状態と言っても過言ではないです。

せっかくの文化価値があるもので、もったいないですね。

もう香港人にとって、何か大切だろう?

(写真:インターネット)

余談ですが、日本とまったく関連ない石碑もちろんある、

あれはね大埔しかありませんの「李廣將軍在此」石碑です。

李広将軍はここにいるという意味で、風水的な魔除けとして、

近くに新築された変な住宅を対抗して最近数年建立されたようです。

その李広将軍ですが、虎に母を食べられて、

虎に似た石を射たところ、

その矢は羽ぶくらまでも射通したという逸話が有名で、

李広将軍の威圧感を利用し、

殺気ある環境を鎮圧する役割で立てられたようです。

実際効果があるだろうか?

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