2016/04/07

マフィアの世界へ⑤

黒社会の入会儀式について、

お話をしたいと思います。

聞いたことあるかもしれないが、

よかったら、付き合ってください。

昔の伝統であれば、

鶏の頭を切るという「斬雞頭」儀式は必ず行うが、

現代になると、

鳥インフルエンザをきっかけで、

儀式がよりシンプルになり、

鶏のかわりに、タマゴかオレンジだけ使用すりようになった。


本来、入会したい人が自ら一羽の鶏を持参し、

そして、鶏の足に赤い糸を付けてから、入会者に触らせます。

その後、式を参加する先輩たちがナイフを持ち、

鶏を抑えながら、詩を読みます。

読み終わった瞬間、

鶏の頭を切って、その血を注ぎ足し、皆で飲み分けます。

線香の持ち方、誌の内容などの細かいことについて、

この場では説明できません。


香港映画と黒社会で想起された陳恵敏さんによる、

ちゃんと入会儀式を一通り行うには一日もかかるらしいです。

儀式の後、経済力まったくない人から組の親分に36.6HKドルか、

余裕ある物が366HKドルか3660HKDルを送るという決まりもあります。


ちなみに、「斬雞頭」儀式は「斬七」も言いますが、

ただし、普段は「七」を言わなく、「七」から「吉」に言い換える、

なぜなら、黒社会で「七」とは不吉、裏切り者を意味するだから。

それはマフィアの世界へ①の中でもご紹介したように、

福建南の少林寺の全焼から逃れたの五人の僧侶により、

結成された「天地会」は香港黒社会の起源の話ですが、

実は、清朝廷が全焼が仕掛けることができたのは、

五人の僧侶の同門から裏切られたから。

その同門は「馬寧兒」という、ちょうど七番目の人だそうです。



14Kは「孖吉」を言うし、(7+7=14だから)

二五仔はなぜ裏切り者を意味するか、

2+5は7だから、すべて七に関係になっていますね。



※写真はすべて映画「少年五祖」から切り取ったものが
 恐らく今の映画審査なら、通せない映像だと思われます。
興味あれば、下記のクリックしてご覧ください。
(リアルに近いものなので、勇気ある方のみ)
 



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