2016/05/31

賛否両論の亀ゼリー

先週亀ゼリーに関する話の続きです。

万能の優れるものではないことを皆さんに解説してみよう!

1)実は、世の中に亀ゼリーの特定なレシピはありません。
  店やメーカーもそれぞれ違う製法で作られてる、
  たとえ中医師に何に効くか聞いても、はっきりな答えは出てこないはず。


2)成分の表記によくわからない材料が入っています。
  日本人がその漢字がわからないのも理解できますが、
  我々香港人から見ても聞いたこともない素材もしばしば。
  それでも食べる勇気ある?

(写真:K氏より)

3)主な素材の一つ「龜板」ですが、
  本来はミスジハコガメ(金錢龜)の腹甲を使用するが、
  現在ミスジハコガメは深刻な絶滅危惧種であるため、
  一般に流通している亀苓膏が入ってる「龜板」は様々、
  普通のミスジハコガメは数十万ドル一匹の貴重な素材なのに、
  そのほかになると、まったく異なる薬用価値の素材になりますよね。

(写真:K氏より)

4)デザートではないことを覚えてほしいです。
  薬草成分がたくさん入ってる亀ゼリーこそ要注意!
  効能は中医師に聞かないと、
  自分の体に負担できるかわかりません。
  妊婦や体質貧弱な人をはじめ、軽い気持ちを持って食べた人ですが、
  もしかして、想像にもよらない事態になるかもしれません。
  本当に慎重に!


5)伝説では清朝の同治帝が天然痘の治療に、
  宮廷医厳綺文から作り出した食べものは亀苓膏の由来だそうです。
  同治帝の病気は亀苓膏の効果でほとんど治り掛けていたが、
  天然痘の魔除け崇拝で病気が治ると信じていた西太后に説得されて、
  同治帝は亀苓膏治療法を諦めてしまった。
  そのことで病が悪化した同治帝は死んでしまったという逸話があります。
  古代では亀苓膏を食べる目的は天然痘などの重病を治すためでしたが、
  今になると、なんでもかんでも食べてよいデザート?
  ちょっと冷静に考えてみてください。


上記をいろいろ分析してみたら、

あまりにも無理食べず方がいいかもしれません。

そこまで珍味でもないのに、

リスクを背負いながら味わう必要ないとも思います。

マスコミから亀ゼリーについても上記の疑問点を取上げることによって、

賢く食べ選びをするようになり、

口コミよいところや老舗しか生き残れません。

全盛期と比べると、めっきり減りましたね。

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