2016/06/30

茶餐廳の枠から外れた一軒~家香KASA

仕事の都合で最近あまり行けてなかった湾仔にやってきて、

そして、付き合いのランチまでお願いされた、

「なんでもいいよ、食べたいお店あるなら、どこも行く!」と言われ、

念願のあの店に行くチャンス到来、狙ってたからさ!

ずっと前から香港に現れてほしかった、

そして、このようなタイプの店を繁殖してもらいたい、

香港茶餐廳フードを創作料理に融合するお店です。


香港魂の好む茶餐廳の順番は以下:

①正真正銘の老舗、おいしい味を提供するお店
②レトロ風のお店、おいしい味を提供するお店
③老舗ではないが、おいしい味を提供するお店
④地味で頑張ってるお店、そこそこうまいお店

今回紹介するお店は完全にこの4つの枠に超えてる、期待してたお店。

ビジネス街の中で、

サラリーマン、キャリアウーマンにも似合うな店内デザイン、

一般茶餐廳とは異なり、カジュアルでありながらおしゃれな空間です。


ランチ時は激混みで、2時に回ろうとするところならすぐ入店できた。

単品も注文できるが、あえてランチセットをチョイスしました。

メニューの字の映りがあまり見れないかもしれないが、

「煲仔飯」、「梅菜肉餅」、「燒豬頸肉」、「西檸鶏」など、

すべても茶餐廳メニューに見慣れてる文字ですね。


まず、例湯(本日の スープ)から来た、

それほど特別ではないが、

ちゃんとした味ある、まずまずのスタートですね。 


次は前菜の「可樂薯餅」(ポテトフラン+コーラソース)、

アツアツでサクサク、コーラ味に似てるソースは謎です。

本当にコーラから?また究明必要です。


ズームイン!それほど中に見れなくて、すいません!


お友達のは「梅菜肉餅流心蛋」(梅菜入り蒸しハンバーグに半熟卵)、

もう言わらないと「梅菜肉餅」に見えないでしょ?

食感は確かだったよ。


今度のズームインはできました。いかがでしょうか?


これは友達のメイン、「西檸鶏」(レモンチキン)、

盛り付けはちゃんとしたつもりだった、

写真はあまり見れないかな。 


わたしのメイン、「燒豬頸肉」豚首肉のチャーシュウ)、

目玉焼付いてるのが予想外だった、菜心も付いてるよ、

見れるよね?

普通の料理なのに、普通じゃないの外見、

茶餐廳のメニューが少し工夫したら、

こんな変身できるなんで想像にもしなかった。

その上、味は本物に負けてないところか、

さらに付加価値の味が付いてる気がします。 


贅沢な茶餐廳ランチをしながら、

店内観察を開始する、

控えめのレトロな壁絵はお店の唯一目立つところです。

言わないと、カフェと思われるでしょうね?

  

ランチの後、締めはこのミルクティー、

はい、目に疑わないでください、ミルクティーです。

コーヒーもこの馴染みの【萬壽無彊】コップです。

カフェラテの絵もこのコップに載せて運んで来ますよ。

むしろ、お店のアイコンになってる一杯です。


違う角度に変えて撮ってみます。

カフェラテではないのに、ギリギリところまで入れてくれた。

味はやっぱりミルクティーとは若干違う、

おいしいじゃ、おいしいですが、なんだろうこの味!

ますます深まる謎。


お店にこの窓の席は大人気です、

今回はゆっくりする時間まったくないので、

ぜひ次回!誰かと一緒に行ってくれませんか?


店内にさりげない飾りも結構あるよ、

よく探ってみたら、きっと見つかります。写真のがほんの一部です。




ちなみに、次回の狙いはこれだ。

これも店の名物~「家香漢堡」(家香ハンバーグ)、

ハンバーグなのに、菠蘿包で?

ネットで見つかった興味深い写真ですが、

食べてみたい一品ですね。

(写真はネットで拾ったもの)

恐らくまだまだ知らない謎の料理があるだろうが、

このような地味の香港フードを再アレンジして、

どんどん世界の人にアピールをしてほしいですね。

特に若い人、茶餐廳を世界進出することは絶対可能と知ってもらいたい、

茶餐廳をなめたらあかんで!


住所:灣仔港灣道8號瑞安中心1樓103號舖
営業時間:月~金(0800~2130)、土(1200~2100)、日(定休日)
※MTR湾仔駅C出口から徒歩12分
(香港 コンベンション&エキシビション・センターに近いです。)

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2016/06/29

おくりびと

この職業は普段もあまり紹介されてなくて、

香港人自体も詳しく知る人それほどいません。

今回業界四年目にはり、

やっと一人前になった陳さんにお話を伺ったことができました。

日本納棺師の同様、

亡くなった人を棺に納めるため、火葬までに必要な作業と行う職業人です。

では、陳さんはどんなきっかけでこの業界に入ったかを聞いてみた。

小さい頃からこの「楽」な仕事に対して、憧れだったため、

偶然新聞の広告求人を見て、思わず応募してみたら、

即採用されたという始まりでした。

こう見ても、陳さんはまだ30代です、

「楽」の仕事とは遺体の見栄えを整えるだけ、

誰も話すこと必要なく、

人間関係も単純だろうというイメージを持ってたらしい。

おくりびとの育成学校はないため、

経験ある師匠の元に弟子入りをして、

一つ一つの現場を肌で感じながら、

師匠から課される依頼に取り組み、

自ら経験積んで行く、人脈を作っていくのが業界の特徴です。

実際この業界に踏み出したら、思った以上大変みたい、

陳さんとともに同期入門した人は、現在5人しか残っていません。 

(金銀衣紙で折られた元宝 BY INTERNET)

弟子入りから初めて教われたことは「金銀衣紙」を折ること、

香港のお葬式の習慣は金銀衣紙で作られた元宝というお金を、

亡くなった人たちに燃やしてあげることによって、

亡くなった人たちは天国でもお金があると信じてる人が多いからです。

今でも日々葬式文化の進化とともに、毎日吸収精進してる、

この仕事のマスターする日はないとはっきり答えてくれました。

例えば、儀礼功徳とは「打齋」とも呼ばれ、

埋葬の前後に行われる追善供養儀礼でも、

死者の出身地、村の伝統によって、異なるので、

毎回見ながら、経験者の話を聞き、自然に覚えていくしかありません。

もし宗教に絡めると、なおさら複雑です。。。


現在木棺、壽衣(死装束)の手配、遺体の着替えと化粧、

火葬場の予約まですべてもこなしている陳さんですが、

今どき香港の死ぬ事情を詳しく教えてもらった。

その中で、一番印象的だったのが亡くなった人の葬式は、

数日後で行うではなく、

早ければ二週間、遅い場合1ヶ月以上もかかること、

日本人に対して、きっと衝撃だと思います。

葬式会場や火葬場の数が足りていないからです、

葬式会場があいてるが、火葬場が開いてないとかよくあること、

そして、中国人なら、縁起よい日を選んだりすることによって、

さらに確保するには難しくなります。

また、葬式を行うまでに、

遺体はずっと保存されて、家族や親族も会えないそうです。

(女性用の壽衣)

もっとひどい話になると、

火葬するまでスムーズ行けたとしても、

納骨できても、ちゃんと納骨堂に入れないことはよくなる、

そうすると、骨壺が陳さんで働いてるような葬儀屋に置くことに、

取材当日、普通に目の当たりしますね。

ここまで話すと、

すべての原因は土地不足、施設不足という人ごとに尽きますね。

この根本的な要因で、

今お墓、納骨堂のスペースがとんでもない金額に。

もし読者の皆さんがこの話題に引いてなければ、

また別の日に続きましょう。


実は陳さんは日本語が流暢に話せます、

しかも、仕事に関する日常と考えなどを綴るFacebookページまである

興味ある方、ぜひ、覗いでみてください。

決して暗いイメージではないページで、ご安心ください。

Facebookページ:【賣棺材的男孩

香港には火葬以外、水葬もある、

香港の一番高い納骨堂の値段、などなどの業界情報も彼から教えてもらった。



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